いちじく

まだ何者にもなれない人

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まだ何者にもなれない人

100日チャレンジの名残②

お題 2日目 　待ち合わせ場所にその人は現れなかった。 　約束の時間はとうに過ぎており、日が暮れ始めている。 「来なかったな……」 　最悪なことに雨まで降ってきた。 　ぽつり、と頬に当たる冷たい雫を恨めしく思いながら、私は傘を買うためにコンビニへ向かう。 「あ」 「よっ」 　それは、待ち合わせの相手ではなかった。 　最近よく話すクラスメイトだった。 「どうした？　濡れるぞ？」 　そう言って、傘に入れてくれる。 　ふにゃり、と柔らかく微笑まれて、私は気が

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    • 100日チャレンジの名残①

      はじめに 三日坊主なので何もかも長続きしない。 100日間連続でSSを投稿しようとして、結局7日目で挫折してしまった。 というのも、一応仕事をしている身なので、話のネタを考えているうちに1日が終わってしまい、執筆にまで取りかかれないのである。 しかしせっかくなので、こちらに投稿しておく。Twitterに放流しておくのは勿体ない気がしたので。 1日目 　輝く三日月の横。まるで泣きボクロのようにその惑星は輝いていた。 　皆、口をポカンと開けて金星を眺めている。 　これ

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      • noteはじめました（2回目）

        三日坊主。 飽きっぽくて、長続きがしないこと。そういう人。 誰もが知っているこの言葉には、そんな意味があるらしい。 なるほど。私にぴったりな言葉だ。 実際こうして書いているが、続く気配が微塵も感じられない。今日で更新が止まるに違いない。 だが、始めた。始めてしまった。 こんなオシャレな場所でこんな文章を書いている。 普段は○witterという、ちょっとばかりヤバめなSNSで自分の性根のドブ川っぷりを披露している身としては、ここの空気が冷たいくらい清くて、もうドブ川に帰

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      100日チャレンジの名残②

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