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疲れた

帰りに背脂とニンニクぎとぎとをマシた野菜で薄めたラーメンをたべた。
帰りの満員電車内でつり輪を三つ器用に使って会社員風の男性が立ったまま寝ていた。わたしはきっと一見するに会社員、もしくは保険レディ風スカートスーツで口元の2つのピアスはマスクで隠して偽装しているので、もしかしたら立ち寝会社員も偽装かもしれないが、大方そんなことはないだろう。
今日はパンプスで一日、横浜から中野へいき中野から横浜へ戻り、青山に行き横浜にもどり、足がくたびれた。
運動して疲れることはメンタルにヘルシーだけれど、こうやって管理会社に会いに次の住居となるアパートまで行き、その足で横浜の区役所に行きケースワーカーさんに会い、夜に青山ブックセンターである山本浩貴さんの出版記念講演を見に行く道中電車が25分止まり、帰りは桜木町から歩き、とにかく歩き疲れた。
山本浩貴さんは初めてお目にかかった。前から積めて座ってと店員さんに施され最前センターで聴講し、山本さんがまず、めちゃくちゃかわいかった。
書籍はもちろん購入済みで毎日ちびちびと読み進めて居るけれど、テキストの印象からは心が優しい人だと言う印象はあったが、もっと堅い雰囲気の人なのかと勝手に想像していた。
実際発話する山本さんは、ふにゃふにゃ柔らかい印象で、とても好印象だった。
しかし話の後半、なかま、ともだち、グループ、みたいなワードがわたしにはぐさぐさ刺さり、うっすら涙が滲んでしまった。
山本さんはじめ、いぬのせなか座のみなさんのともだちの関係性や、「ノリ」が心底眩しく、羨ましく思えた。
折角ことばの学校に通ったのに、みんなで作っている合同誌メンバーからも抜け、黄金町アーティストインレジデンスも来月抜け、もう抜け抜けでひたすら望んでもない孤独へと突き進んでいるわたしはなんなんだ。
病名を付けるとしたら「コミュニティー破壊症候群」だろうか。
友達を大事にできないからこうなるのか、病院で告げられた「境界性パーソナリティー障害」の症状に、イエスかノー、黒か白しかない、と言うのがあり、まさにそんなかんじで、グレーゾーンでは居られず、すぐにぶったぎってしまうので長い交遊関係にある人は一人もいない。
わたしは「人当たりがいい」とか「誰とでも仲良くなれる」とよく周りの人に言われる。実際そうで、距離感がおかしいのでいきなり全開に開いて人と接するので人と仲良くなるスピードは早い。ただそこから加速するようにどんどん距離を詰めて、適正な距離を保てない。距離感がおかしいのだと思うがそれをコントロール出来ずに相手に嫌われる。明確に嫌われる。嫌いですと言われる。言葉が突き刺さり苦しくなりその人に関係するすべての人たち、つまりコミュニティから離れたくなる、全力で。
そんなことを何回も何回も繰り返し、40歳になってもまだそんなことをしていて。
頭がおかしいとしか思えない。何回しくじっても同じことを繰り返すし、学習能力もない。
山本浩貴さんの「新たな距離」はまだ大江健三郎のところまでしか読めてないが、新たな距離とは何なのか、読み進めようと思う。

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