やりとり

長い距離、長い時間
どうして同じように長い、ということばを使うのだろう。

遠い昔、遠いところ
もう随分離れてしまった。

今日父から、母を助けてほしいと連絡がきた。
友達にももう見放され、兄も嫌がってもう疎遠になった。
寿紗と連絡が取れなくなり、悲しんでいる。
もう許してやってあげてくれと。

SMSにしては長い返信を返した。

私もずっと心療内科に受診しています。
境界性パーソナリティだの、適応障害だの、
医者によって好き勝手病名を与えられます。
先月パニック障害の発作が起き、休職しました。
その間、今周りにいるたくさんの人が助けてくれ、
職場は有給扱いにして、さらには時給を1050円から1200円に上げてくれて、
サポートしてくれています。
私の心の病気は、幼少期からの心的要因から発症するものです。
私には私の人生があるので、どうかそっとしておいて下さい。
母はパパが居るだけで十分です。
私は交際相手も居ないけれど、幸い周りにいる友人が助けてくれるので
なんとかやっています。
子供は親を安心させるための道具ではありません。

しばらくして父からの返信、コーヒーカップを持つ手がいつも震える父、
きっと指先が震えてうまく打てなかったのだろう

ごめんな、心傷てけ、いいよ、かずちゃんの好きな様に、生きてくれて、
かずちゃんには、パパは、心ら、覆えんします。