AIで遊んでいたら「お兄ちゃんはおしまい!」の最終回が完成した
君はchatGPTを知っているか?
令和5年、pythonを筆頭に人工知能の進歩が著しく、新たなITの時代を迎えようとしている。
小難しい話は置いておいて、chatGPTという、AIと対話形式でやりとりできるサービスが提供されはじめた。
このAIに対して質問や命令形式でテキストを入力すると、それに応える形でAIが応答を返す。
最近のAIだと、イラスト生成関連でのクオリティの上昇と、それに伴う著作権問題等が話題になっており、イラスト自体を目にしたことのある人は多いだろう。
勘のいい人はお気付きになられるだろうか。chatGPTの、可能性を。
イメージを文章へ
人類は地上に太陽を作れるか?
先ほど述べたように、イラスト生成AIで既存の絵をリメイクさせたり、自分の好きな要素を詰め込ませてオリジナルの完璧なキャラクターのイラストを生成することが可能となった。
今までは手描きでプロやスキルを持った人しかクオリティの高いイラストを作れなかったが、このAIによりかなりイラストは身近なものとなった。
では、この対話型AIの技術進歩は何をもたらすのだろうか?
スキルを必要としたイラストの公衆化。
そう、この対話型AIがもたらすオタクへの恩恵、それは「イメージを文章へと変換できる『小説の大衆化』」が発生するのではないだろうか。
お兄ちゃんはおしまい!について
簡潔にいうと、妹の毒でJC化した兄まひろと、ブラコンのみはりをメインに、まひろの揺れる性自認とアイデンティティの崩壊を描いたゆるふわTS漫画だ。(以下、おにまいと略)
今期覇権のアニメも今放送している。
小説家を作ろう
さて、今回この記事を書いたのは『chatGPTを使って自分の推しCPの小説』を作れるんじゃないかという好奇心からだ。
ダラダラ書くのもアレなので早速作っていこう。
さて、軽くジャブを。
な、なんだって?"私たちは、性的なテーマや過激なテーマを含む不適切なコンテンツを生成することはできません。"だと? ふ、ふざけるな。
ということで、やはり最先端のAIなだけに『オタク対策』は万全だったみたいだ。
せっかくのAIを汚されたくないのだろう。
というわけで、AIを欺いてみよう。
キャラの設定がなく、途中で文章が終わってしまっている。拙い文だが、形にはなっているのでまずキャラ設定を追加してみよう。
TS要素、おにまい要素はないものの姉妹の美しい家族愛を描いてくれた。
どこから学習したのだろうか...。
次に、TS要素の追加と、小説っぽくするために体言止めの指示を追加した。
なんと、姉妹で服毒をして『死ぬときは一緒』状態になってしまった。これはこれで良いが、おにまいの設定とは異なってしまう。
あと、おそらく『大好き』という文字に対して『私、まひろのことが大好きなんだよ。いつも一緒にいたいと思ってるんだ」と告白した。まひろは驚いたが、』という出力をする学習状態になっているようだ。
もっと設定を追加していく。
兄と妹の関係が逆になってしまったが、内容として仕上がってきた。確かな手応えを感じる。
ただ、兄弟愛とか百合とか、すこし主張しすぎた内容になっている気がするのだ。おにまいは、日常に紛れる確かな関係性が好きなのである(厄介オタク)。
かなり手応えのある回答が来た。若干まだ兄妹の指示語がおかしい気がするが、設定としては非常にクオリティが高い。
もう一度、同じ質問を行った。
完璧な最終回が、生まれてしまった。
深層学習に太陽は存在したのだ。
最後に
見事AIを誘導して学習させ続けることで、ニートTS兄と、ブラコン妹の完璧な生活を描くことに成功した。
本誌の最終回と言われても遜色ない出来である。
みんなも、自分の好きなキャラと設定で、イメージを文章に変換してみよう。
AIと仲良くね。
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