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プロ野球における打順構築メソッド

どうも!インドネシア大陸と申します。

プロ野球を見ていて贔屓のチームの打順に疑問が湧いたことはありませんか?

私はあります。この選手はこっちの打順の方が良いと思うんだけどなぁ…とか思ったりします。

そこで私の考える打順の組み方について紹介します。

それではどうぞ!



打順を組む時には必ず指標を参考にしろ!

プロ野球の打順に関わらず、データを活用することはとても重要です。打順構築についてもそうです。必要なデータを使い、打順を組んでいきます。

シーズン通してでも良いですが、調子の良し悪しを考えたら直近の試合のデータを用いるのが良いでしょう。

思いつきやなんとなくで打順を組んではいけません。


相手投手との相性は選手にヒアリングしろ

データを活用しろ!とは言いましたが、相手投手との、それぞれの打者の相性はヒアリングをしましょう。存在するデータは少なく、また新鮮でない可能性があります。

選手とのコミュニケーションは大切です。それぞれの打者の思う、相手投手の印象、苦手意識、苦手な球種等様々な事を把握し、それを打順にも生かす事も出来るでしょう。


それでは、ここからは私の思う打順の組み方について紹介します。


まずは1番打者から決めろ

野球において1番重要な打順はどこでしょう。それぞれ考えがあると思いますが、私は1番だと考えます。理由はシンプル。1番打順が回ってくるからです。

なので1番打者を最初に決めます。1番の役割は、得点圏に進むことです。

パターンとして

・出塁→盗塁又は進塁打で2塁→単打で生還
・長打で出塁→単打で生還

この2つが理想だと考えます。

よって1番に必要な能力は『出塁能力』『2塁から単打で生還できる足の速さ』は最低限必要です。どちらかが欠けているなら1番は避けた方が良いです。

また、『盗塁能力』か『長打力』の一方も欲しいと言えます。

指標で言うと出塁率+盗塁or長打率が求められます。

盗塁は盗塁数と成功率のバランスが大切です。どちらか一方が低ければ意味がないです。

それぞれの能力を考え、1番打者を決めましょう。

1番打者が決まれば次は2番打者を決めます。


2番は様々な能力が求められる

2番打者には小技が得意な選手を選ぶ人も多いかもしれませんが、ここでは小技の得意さは求めないものとします。

2番打者に打順が回って来る時には次のパターンが考えられます。

・1番が出塁出来ず、1アウトランナー無し
・1番が出塁し、ノーアウト1塁
・1番が長打で出塁した。又は盗塁をし、ノーアウト2塁

それぞれの場面での2番の役割を解説すると

・1番が出塁出来なかった場合は、2番が出塁する。この場合の役割は1番打者と同じ。

・ノーアウト1塁でランナーが盗塁を狙える選手でないならば、ランナーを進めるのが役割となる。この場合はヒット、四球、進塁打、バント等が考えられるが、アウトカウントが増えない方法が理想である。併殺は絶対に避けなければならない。

・ノーアウト2塁の場面では、ランナーをホームに還すことが役割となる。

以上のことから2番打者に必要な能力は、1番が出塁出来なかった時の『出塁能力』『足の速さ』。1番が出塁出来た時には、それ以外に『長打力』『チャンスの強さ』も求められる。

1番の時には盗塁能力と長打力を同等の重要度として考えたが、2番の場合は、ランナーを還す役割も担えるので、長打力>盗塁能力となる。

データから考えると『出塁率』『併殺数の少なさ』が特に重要で、それ以外にも『長打率』や『得点圏打率』も求められる打順です。

それぞれの能力を考え、2番打者を決めましょう。

2番が決まったら次は4番打者を決めましょう。


4番は本塁打よりもチャンスに強いかどうか

4番に強打者が多い理由は得点圏で回ってくる確率が高いからである。4番は得点圏のランナーを還す役割が求められる。

また、1番から3番までの誰かが出塁して2アウト1塁という場面で回ってくることも多い。その場合は長打による得点というのも欲しい場面になってくる。

その為、4番に必要な能力は『チャンスの強さ』と『長打力』が求められる。

データで見ると『得点圏打率』と『長打率』を重視しましょう。

次は5番打者を決めましょう。


5番は4番の次に信頼出来る選手を置く

5番打者は4番が還せなかったランナーを還す。もしくは4番が長打を打った後、それを還す役割を持つ。

5番に必要な能力は4番と同じく『チャンスの強さ』と『長打力』である。

その2つを考慮し、4番の次に信頼出来る選手を置きましょう。

5番を決めたら、3番打者を決めましょう。


3番打者はチャンスメイクとクリーンアップの両方を担う。

3番を決めるのを上位打線の中で最も最後にしたのは、2アウトで回ってくることが多いからである。

3番が初回に回ってきた時のパターンは次の通りである

・1、2番が凡退し、2アウトランナー無し。
・1、2番のどちらかが出塁し、1アウトでランナーがいる場面。
・1、2番両方が出塁し、確実にチャンスの場面

それぞれでの3番の役割は

・ランナーがいない場面では自身が出塁をし、1人でチャンスを作り4番に回す。この場合では、1、2番と同じく『出塁能力』と『足の速さ』が求められるが、1、2番よりも重要度は低め。

・ランナーがいる場面では、それを進める、それを還す役割がある。この場合では『チャンスの強さ』『長打力』が求められる。

大抵の考え方は2番とほぼ同じだが、3番に回ってくる時にはアウトカウントが増えている可能性が高いので、それぞれの重要度は2番よりも低い。ただ、チャンスで回ってくる可能性は2番よりも高いので『得点圏打率』を最も重視しましょう。


残りの打順の考え方


残りの打順の考え方はDHがあるか無いかで変わる。

・DHありの場合
DHありの場合は、6番7番8番9番と上から順番に優秀な打者を置く。『出塁能力』『長打力』『チャンスの強さ』の3つを考慮し、打順を決めましょう。

・DHなしの場合
DHなしは場合は、8番に最も優秀な打者を置きます。8番打者は次が投手の為、溜まっているランナーを全て還す役割と、2アウトで回ってきたときに出塁をし、投手まで打順を回す役割を持ちます。8番が決まった後は、6番7番の順に優秀な打者を置きます。



各打順の役割を明確にし、構築することが何よりも重要。


これまで紹介したものは、私の考えた打順構築方法ですが、それ以外を使う際も打順の役割を明確にすることが重要です。更に、明確にしたものは選手にも伝えておくべきでしょう。


終わりに


いかがでしたでしょうか。

それぞれ色々な考え方があると思います。もし良ければ私の紹介した方法についての意見、感想を頂ければ嬉しいです。

次は、この方法を使って実際に打順構築をしてみたいと思っております。


それでは皆さんご機嫌よう。

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