幡ヶ谷再生大学に参加した話
発足以来、いつか参加できないか(いや真っ当なことを言えば参加するための出来事が起きなければ一番なんだけど)これを期にと行ってまいりました。
【何故幡ヶ谷再生大学(以下幡再)だったのか】
ご存知学長が学長(BRAHMANのTOSHI-LOW)である為、信頼できる団体と言うことと、一緒に行ってくれる友人がいた為です。
今回の記事は、次回参加する自分の為、また今後参加する方の為に残す備忘録です。
【事前準備】
・申し込み
幡再公式Twitterに記載があるGoogleフォームから連絡。
記載がありますが、キャリアメールだと返信が届かないこともあるのでGmailとかの方が良いと思いました。
ただここで猛省するべき点は、自宅⇔ボランティア場所までの行き方や時間を先に確認すべきでした。
思いのほか神奈川の南方⇔千葉の南方は交通の接続が悪い!
行き方自体は何種類かあるんですが(バスやフェリーやら)、指定時間に到着すること自体が難しかったのは本当に私の落ち度でした。
・荷物の準備
『靴』
後から考えれば今回の作業内容だと登山靴など靴底の分厚い靴や一般的なふくらはぎ程度の長さの長靴でも大丈夫だったなあと思いました。
ただ、今後も参加したいなと思っていたので、私は新しく膝下までの安全靴仕様の長靴を一つ買いました。ノーブランドなら2000~3000円で手に入るので、今後災害ボランティアに参加する方は一本持ってても損はないなと思いました。
あと何かあった時に履いて逃げられるので…。
『軍手』
通常の10枚数百円とかの布製のものより、耐切創手袋と呼ばれるタイプのものを買っていて正解でした。
特に今回は災害ゴミの仕分けだったため、重たいものの運搬、強風でへし曲がった金属類や木製のささくれたものやガラスなどがあったためです。
『飲食物等』
被災地の負担にならないことがボランティアの第一条件である、という話を小耳にはさんでいたのもあり、食事類は基本持参でした。
ただ、これも反省点なのですが、この時期は凍らせた飲み物を持って行かないとダメでしたね。熱中症になりかけました。
あと小さい保冷バッグを持って行ったんですが、もう一回り大きいものに凍らせたドリンク類を持っていくと保冷剤代わりにもなるので良かったよなあ、と反省しきりです。
あと塩飴とか塩タブレットとかそのあたり。
『服装』
日焼け・熱中症・怪我対策に長袖一択なんですけど、よくよく冷静に考えれば半袖(ライブTでOK)+アームカバーで全然大丈夫でしたね。
ズボンは長ズボンであれば何でも良いかと。できれば通気性の良いもの。
マウンテンハットみたいなものがあればなお良し。帽子は必須。
あとわたしみたいな病弱クソ野郎はサングラス必須でした。野外作業、無理(まだ体調悪い)
『小物類』
今回持って行ったもの
タオル、ペットボトルホルダー。
次回持っていきたいもの
タオル、ペットボトルホルダー、ハサミ、カッター、それら+ペットボトルをぶち込めるポーチ。
財布は盗難紛失防止もかねて、小さいものにまとめて持ってきたほうが良いです。
BRAHMANの戴天ツアーの財布、ライブも含めてめちゃくちゃこういうときに役にたつな…。
あとゴミ袋を持っていくと自分の出したゴミをまとめれるので準備しておいて良かったと思いました。汗拭きシートとかもあると良いかもしれない。
【当日】
・横浜⇔木更津間のバスが十分以上遅れて、目的地まで一時間以上遅刻してしまったため、これはもう最初から遅延しにくい電車+フェリーの合わせ技で行った方が良いな……と思いました(あと安い)(1000円近く安い)
・道行く街々も、日常のように見えながらブルーシートを屋根に引いた家がまばらに見え、何も終わってすらいないことに言葉もない。
・幡再のみなさまと合流。これで感じたのは自分で意思表示をしていくことの大事さ。わたしは特に(不可抗力とは言え)遅刻してしまったので、「身支度整えてきます!」って先立って言えるだけでだいぶ楽になれた。
・作業としては災害ごみの仕分け。エンドレス。何か分からないものが多すぎてみんなで「これ何……」って言いながらわいきゃい作業。明らかにこれ災害ごみじゃねえだろ! みたいなものもありながら、必死に解体解体解体解体……傘の解体がしんどかった。自分の住んでいる市だと燃えないごみで一緒くたに出せるので、若干発狂しそうだった。
災害ごみの仕分け、本当量がびっくりするほど多い上、物によってはクリーンセンターでも受け付けられるところ、受け付けられないところと情報が錯綜しており、そう言ったところも含めてじわじわ負担になるんだな…と思った次第です。一日しか入ってないわたしですら「何でや!」って思ったことが多かったので、本当連日作業している方々に頭が下がります。
・お昼ご飯。差し入れ戴きまして、みなさんでお話しながら一服。まだ何も始まってすらいない状態で、ボランティアセンターの受付が終了しているらしく、地元の人たちはまだ不安な状況だとおっしゃっていました。
【総評】
・総じて不慣れなことに対する準備不足がヤバかったという猛省。
・あと思っている以上に、地方の過疎化と高齢化を感じました。作業に来ている地元の方々、私の両親と同い年ぐらいかそれ以上かって方ばっかりで、そんな中でこの作業をやるって本当に大変だと思う。
・千葉の台風に関しては、幡再をはじめとする民間ボランティア、今後ますます需要が高まると思う。というか、官のサポートがいまだに追いついていない感じがある。ライフラインの復旧に手いっぱいで、それ以外の災害ごみの回収だったり、屋根の修繕に関しても手が回っていないんだろうなと感じた。
「何かを見つける」というところに関しては、未だふわふわとした状態で、とにかく文章書くか…という気持ちでこれを起こしているのですが、何を言葉にしても陳腐になる気がして、とにかく今後行く方へのサポートや、一歩踏み出すための物理的な準備の手助けになればと思います。
帰りのフェリーから見た夕日はあまりにも美しかったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?