0006-20170501【2017年5月前半の重要イベント】

今日から5月です。今月前半の重要イベントについて簡単ですが以下のとおり概略します。

5月3日：日本国憲法の施行70周年

国会では共謀罪審議に注目が進んでいますが、その一方で日本国憲法の改正に向けての与野党の動きが活発化していくと思われます。

自民党の結党以来の党是（目標）は憲法改正です。防衛力保持の明文化を企図していますが、与党の公明党は反対の立場です。憲法改正では超党派での連携の動きが出てきます。

過去に何度も憲法改正の動きはありましたが、今年は以下の二点が今までにない要素としてあるため、改正議論が活発化すると思います。

まず、天皇の退位問題。とりあえずは天皇陛下（現在の一代限り）のみに適用される特例法といった扱いで対応が進められていますが、天皇制の在り方について憲法第一条の時代に合わせた改正が必要との機運が高まってきています。

次に北朝鮮情勢に絡む安全保障の在り方です。昨年に施行された安全保障関連法に基づいた自衛隊による平時の「米艦防護」が本日5月1日にも初めて実施される予定となっています。