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幸せに「なりたい」

人権は平等。
しかし、持って生まれてくるリソース(資源)は皆違う。
 
お金持ちに生まれる人。
先進国。途上国。
田舎、都市(学歴だけなら明らかに都会有利)
家族の職業。
家庭環境。
学校の先生、クラスメイト。
自分の才能。
自分の性格。
 
あまりに条件が違いすぎる。
 
「~が~だったら幸せ」という
「条件による幸せ」
は成立しない。
 
人間には、「慣れ」がある。
いつまでも同じ刺激では満足できない。
100万円もらえるとうれしいが、
毎日もらえると、当たり前となる。
(私はもらった経験はありませんが、心理学や経営学・マネジメント(給与)ではある程度証明されているようです)
いつも同じ刺激で同じドーパミンは分泌されない。
お酒も薬物も、どんどん増量しないといけない。
 
 
「幸せになりたい」
と前向きに生きる気持ちや姿勢はとてもすてき。
 

ただ、怖い現実がある。

「なりたい」
では決して幸せになれない。
 
なぜなら、
「なりたい」
というのが、真の願いだから。
本当に幸せになってしまったら「なりたい」という願いが叶わなくなる。
 
 
別の表現をしてみます。
 
「いま、すでにある幸せを感じましょう」
「あなたはすでに、所有しています」
 
 
「条件」には、限りがありません。億万長者でも、まだ欲望があります。
だから、今生きていること、今日生活できていることに、幸せを感じましょう。
 
すると不思議なことに、さらに幸せになっていきます。
(なんだか小林正観さんみたいになってきましたが、そういうつもりはありません。)
 
 
でも実は、不思議なことではないのです。
 
「ああ、今日も生きられた」
「今日もなんとか、食べるものがあった」
「今日も無事故だった」
 
と、現状に感謝していると、心が穏やかになっていきます。
 
そこで例えば、
「感謝ノート」
などを書くと、自分の中に
「今日の幸せ・感謝を見つけるアンテナ」
が立ちます。
 
つまり、より感謝できる事実、幸せな事実を、脳が勝手に発見するようになります。
すると、自分はさらに穏やかになったり、元気になったりして、
人当たりが変わってきます。
すると仕事がうまく言ったり…
と、よい循環も始まります。
 
これは、先述の
小林正寛さん
神との対話(ニール・ドナルド ウォルシュ)
そのほかスピリチュアルなどでよく言われます。
私は特段、スピリチュアルが好きとかではありません。
 
ちょっと飛躍しますが、セリグマンほか の、ポジティブ心理学も、
ストレングスに注目するという視点からすると、親和性があると言える気もします。
 
 
私は、あるときに気づきました。
「頭で勝ってから行け!」
「すでにあると思え」
 
こう思って以来、
私の人生というか日常は、だいぶ穏やかになり、幸せになっています。
 
感謝ノートも毎日書いています。
前は、1日1つか3つ書くので精一杯だったけれど、
数年続けると、10個くらいはパッと書けるようになります。
(多分、なりたい、と思っている人は、パッと書けないのではないでしょうか…
いや、これは私の推測でしかありません)
 
 
 
心理学的な「認知」という側面でいくと、
 
自分自身で、意図的に
「肯定的なゆがんだ認知」
を作り出しているとも言えるでしょう。
 
ゆがんでいたっていいのです。
どのみち、視点や認知はみんなゆがんでいるし、視点はその瞬間は一つしか選択できません。
(メタ認知とメタメタ認知を使えば、一時的に3視点も行ける可能性があります。 私の実体験 & 三宮真智子2008,2016, 2022)
 
 
 
長くなりましたが、
感謝ノートが一番簡単でおすすめです。
古宮昇先生(カウンセリングルーム 輝)は、古紙の裏とかに書いていると紹介してくれています。
 
(きれいなノートに書きたければ書いてもいいし、切れ端に書いて、書いてすぐ捨ててもいい)
(寝る前に書けるならベスト。脳は1日の最後の出来事を記憶しやすい)
 

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