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出典は忘れましたが、 紫式部は 「自分の本名を他人に知られるのは、魂を取られること」と考えていた、 と、何かで読みました。 その人の名前は漢字なのか、ひらがななのか。どんなスペルなのか。どんな文字なのか。 濁点がつくのか、つかないのか。 これらはアイデンティティです。 自分を形づくる、大事な要素です。 こう考えると「ペンネーム」の意味も出てきます。
最近、心理の世界では「パーソナリティー」という言葉が使われるようになってきました。 日本語の「格」には、「その人のレベル」「格式」が含まれるからです。 私もそう思い、あまり「人格」「性格」を使わなくなりました。 過度な言葉狩りはよくありませんが、言葉の意味は変わっていきます。 言葉は、小さいときに習います。 よくも悪くも、私たち日本人は「人格」「性格」という言葉を覚えて育ってきました。 私は今でも、たまに「人としてどうなの?」と言ってしまうことがありま