引きこもりの時代がやってきた
引きこもりか自粛か区別がつかない今だから、未だ部屋で燻ってる私も恥じないで出来る事が増えた。全ての人間のコミュ力が、平等になっている今だから。私は長年連絡をとっていなかった遠く離れた従兄弟に、化粧品のサンプルを送る約束をしていた。面倒くさい気持ちからタイミングを逃し、送れずじまいだった。もしかしたら、いつ送ってくれるのだろうと待ち侘びていたかもしれない。もしかしたら、すっかり忘れられてて、急な贈り物に不信感を抱くかもしれない。暇がないの分かってくれてるよねなんて、意味のない言い訳をし、いつまで続ければ良いか分からない忙しい感を、自粛をきっかけに断ち切る事ができた。そのサンプルを手紙と一緒に送り、消息を感じ合う事ができたのだ。後日、従兄弟は、お礼と近況のLINEをくれた。今度はちゃんとした化粧品を送るねと伝え、次に繋がる連絡を約束できた。「私に出来る事」は大した事をしなくたって良い。「今まで出来なかった本当は出来る事」をただすれば良い。
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