【クイズ】あなたは何問答えられる?言語聴覚士にまつわる7つの数字
はじめに
本日は、言語聴覚士にまつわる7つの数字に関してクイズ形式でご紹介していきます!
楽しみながら言語聴覚士のことが知れるので一石二鳥かなと思います!
ぜひ、最後までご覧いただけたらと思います。
※YouTubeでも解説していますので、動画で見たい方はこちらをご視聴ください!
それではいきましょう!
今回ご紹介する数字はこちらの7つです。
① 3.6万人
② 4000人
③ 1997年
④ 64.3%
⑤ 71.7%
⑥ 2:8
⑦ 74校
の7つになります。
これらの数字、みなさんはピンとくるでしょうか?
正解数に応じて、かめきち独自の称号を考えました。
0〜1個は「言語聴覚士見習い」
2〜3個は「言語聴覚士初級者」
4〜5個は「言語聴覚士中級者」
6個は「言語聴覚士上級者」
7個全ては「言語聴覚士マスター」
の称号を与えたいと思います(かめきち独自の称号です)。
最後まで記事をご覧いただいて、みなさんが難問正解できたかをコメント欄で教えていただけたらと思います!かめきちがいいねとコメントで返させていただきます!
このように、言語聴覚士に関する様々な情報を発信していますので、最新の記事を見逃したくないという方はぜひフォローしていただけると大変嬉しいです!
それでは本題に移ります!
1.3.6万人
こちらは、現在までに「日本における言語聴覚士の人数」を表しています。
この数字多いと捉えますか?少ないと捉えますか?
おそらく、初めて言語聴覚士のことを知った方は「あ、結構言語聴覚士さんいるのね」と思われる方が多いのではないでしょうか?逆に、現場で働いている言語聴覚士や言語聴覚士を必要としてくれている人などは「まだまだ足りないよー」と思われる方が多いのではないでしょうか?
ちなみに、理学療法士は約19万人(日本理学療法士協会より2021年現在)、作業療法士は約10万人(日本作業療法士協会より2021年現在)いますので、主要リハビリ3職種で比較すると、言語聴覚士約3.6万人は少ないのがお分かりいただけるかと思います。
しかも、国家試験の合格者が理学療法士は毎年約1万人、作業療法士は約4500人増えているのに対して、言語聴覚士は約1700人ほどなので今後も差が開いていくことは歴然ですね…
2.4000人
こちらの数字は「小児を対象にしている言語聴覚士の人数」です。
こちらの数字はいかがでしょうか?先ほどもお話したように日本の言語聴覚士の人数は約3.6万人います。そのうち、小児を対象としている言語聴覚士は約4000人と全体のおよそ1/9ほどの人数しかいません。
小児STさんは、子どもさんのことばの発達を支えるとても重要なお仕事であり、そんなSTさんを必要としているお子さんがたくさんいます。なのに人数が少ない。かめきちのリアルな知り合いや勤務先の近辺に小児を対象としている言語聴覚士さんは数えるほどしかいません。
しかし、SNS(特にInstagram)には小児STさんが多い印象がありますし、小児はオンラインとの相性が抜群で、オンラインリハビリをされているSTさんも結構たくさんいます!以前、私のInstagramでオススメの小児STさんをご紹介した投稿をしましたので、ぜひそちらもチェックしてみてください!下記のリンクからご参照いただけます!
3.1997年
こちらは「言語聴覚士法が制定された年」つまり言語聴覚士が国家資格になったのがこの年なんですね。
ちなみに、言語聴覚士法が施行されたのが翌年の1998年9月1日ということで、毎年9月1日を「言語聴覚の日」と定めて各都道府県士会が言語聴覚士を盛り上げるイベント開催しています。各都道府県の言語聴覚士協会のHPに情報が載ると思いますので、ぜひお住まいの地域のHPをチェックしてみてください!
ちなみに2021年はかめきちのYouTubeチャンネルでも「言語聴覚の日」にちなんで「STあるある大会」というものをライブ配信しました。アーカイブも残っていますので、こちらもご興味がある方はぜひご覧ください。
4.64.3%
こちらは「今までの言語聴覚士国家試験の合格率」の平均です。
他の国家試験と比べるとどうでしょうか?理学療法士では毎年約85%以上(直近15年)、作業療法士では毎年約70%以上(直近15年)となっています。
言語聴覚士の国家試験は、幅広い出題範囲や実習などからはイメージがつきにくい分野もあり、苦労する受験生さんが多い印象です(私自身も、学生の頃は要注意人物として先生に目をつけられていたような…。)
ただ、私が受験した10数年前と比べ、最近では予備校や参考書・問題集が多く出てきましたので、合格率がどんどん上がっていってほしいなと思います。
5.71.7%
こちらは「医療現場で働く言語聴覚士の割合」を示したものです。
こちらは、日本言語聴覚士協会のデータを引用したものになります。医療機関が71.6%、介護老人保健施設や特別養護老人ホームが14.7%、福祉領域が7.3%、学校教育が1.8%、そのほか養成校や研究機関合わせて3%となっています。
このように、圧倒的に医療機関が多いのですが、今後は病院での入院期間がどんどん短くなる傾向にあり、住み慣れた場所(地域や在宅)でリハビリをすることのニーズが増えていきます。その中においては、地域や在宅領域で活躍する言語聴覚士さんが増えていくと感じています。
6.2:8
これは「日本の言語聴覚士の男女比」になります。
男性が2に対して女性が8になります。実際、かめきちの職場でもSTの中で男性は1人ですし、養成校時代も2:8ぐらいの割合でした。
以前、他職種の方とお話したとき、言語聴覚士は「看護師さんに次ぐ女性の割合が多い職種」というイメージを持っていたようです。
言語聴覚士は働く場所が様々ですが、残業が多いイメージがあります。もちろん、職場によって大きく違いがあるわけなんですが、やはり残業が多いと子育て世代にとってはなかなか仕事を続けることが難しいです。そのことで離職につながる場合もありますから、働きやすい環境が整うことを期待したいです。
7.74校
こちらは「校」と出ていますので想像がついてしまうかもしれませんが、2022年2月現在日本言語聴覚士協会に掲載されている「言語聴覚士養成校の数」です。
これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれかなと思います。私の感想としては、もっと言語聴覚士養成校の数が増えてほしいというのが率直な感想です。
と、言いますのも、たとえば医学部は各都道府県に1つ以上はありますが、言語聴覚士養成校は都道府県によっては養成校がない箇所があります。そうすると、養成校がない都道府県に住んでいる言語聴覚士になりたい子は、一度県外に出なければならなくなります。卒業すれば地元に戻ればいいという声も聞こえてきそうですが、そう簡単にはいきません。やはりその都道府県の求人が学校にくることが多いので、地元の求人を手に入れることが難しいんですね。それに、そこで彼氏彼女ができたり、地方から都会の学校に行った子は都会の魅力に取り憑かれてなかなか地元には帰ってこないというパターンが結構あるんですよね。そうすると、養成校がない都道府県では言語聴覚士の数が足りないなんていう事態にもなりかねません。
私が住んでいる地域は、日本の人口ランキングでいうと下から数えた方が早い地域に住んでいますが、養成校がありますので、比較的言語聴覚士は人口の割合から見ると多い印象があります。なので、少なくとも各都道府県に1校は言語聴覚士の養成校がある日が来るといいなと思います。この声届くといいですね。
まとめ
というわけで、今回は言語聴覚士にまつわる7つの数字をクイズ形式でご紹介しました。
みなさんは、何問答えられたでしょうか?
言語聴覚士以外で全て答えられた方がいたら言語聴覚士に相当お詳しい方かと思います。みなさん、難問正解したかコメント欄で教えてくださいね。
最後にまとめをして終わります。
言語聴覚士にまつわる7つの数字
1.3.6万人(日本における言語聴覚士の人数)
2.4000人(日本における小児対象の言語聴覚士の人数)
3.1997年(言語聴覚士法が制定された年)
4.64.3%(これまでの言語聴覚士国家試験合格率の平均)
5.71.7%(医療機関で働く言語聴覚士の割合)
6.2:8(日本における言語聴覚士の男女比)
7.74校(日本における言語聴覚士養成校の数)
でした。今回の記事を通して言語聴覚士に少しでも詳しくなってくれると大変嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
また、次回お会いしましょう!
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