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【躍進】2021年 サガン鳥栖 選手総評 GK・DF編【MDへの愛】

初めに

 親愛なる鳥栖サポーターの皆様、激動のストーブリーグをいかなる気持ちでご覧でしょうか。
 シーズンダブルを食らわせた名古屋やFC東京に札束で殴り返され、可変したそうなロドリゲス浦和やスペイン鹿島にはユースっ子をさらわれるという、暗い気持ちにしかならないニュースが続いております。その暗い気持ちを吹き飛ばすために、今期の選手がいかにすごかったかを振り返ろうではありませんか。
 明賢政権下の集大成、J1で7位。その結果を残した選手を。

GK

朴 一圭

 いいキーバーは高い。特殊なやり方をするチームスタイルに合ういいキーパーはもっと高い。そんな現在の環境の中、鳥栖は過去にどうキーパーを獲得してきたのでしょうか。その方法は2つ、燻ぶっている実力者を取ってくる(例:林、権田)もう1つは若手を育てる(例:赤星、高丘)である。そのたった2つのやり方を駆使してJ1級のキーパーを確保してきた。
 そんな中、その二つの方法を組み合わせて取ってきたのが(外国籍選手が飽和しているチームに、育てた日本人を売る)パギさんである。
 歳以外は高丘の上位互換であるパギさんは加入後すぐに鳥栖の特殊なサッカーに適応。判断の良い飛び出しと足元の技術、豊富な運動量?で鳥栖の最終ラインを支えた。
 ピッチ外では慈善活動等も行いながらも、『鳥栖より上位のチームでレギュラー取れるところがあったらいつでもチャレンジする。』というバキバキな感情も隠さないパギさん。残留はほぼほぼ確定だと思われるが、、新しいチャレンジと言われたら拍手で送りたい。

守田 達弥

 リーグ戦出場ゼロは悲しい。カップ戦には全試合出場。長い手足を活かしたハイボール処理は安定感があるし、足下も年々上手くなっているのだが、パギさんの牙城は今年も崩せず。
 サポーターとしては、2ndとして守田がいる安心感は凄い。ただ、ベンチに居るべき選手ではないというのも事実である。移籍を決断しても、責める気は毛頭ない。ただ、お隣さんに行き、テレビで某1万円みたいな対応をしたら法的処置をも辞さない構えです。

板橋 洋青

 出場ゼロ。来期はレンタルで経験積んで欲しい。と言いたい。北九州や愛媛、山形等の丁寧なサッカーをするチームが取ってくれないかなぁ。

オム・イェフン

 出場ゼロ。SNSではイケメンっぷりで大活躍。来季どうなるかね。

DF

カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ

 個人的年間MVP。
 地元新聞社やファンの投票での年間最優秀選手がDFやGKの人だと、『今シーズンはあまり上手く行かなかった。』と思ってしまう。(ちなみに佐賀新聞の年間MVPは2020年はエドゥ、2019年は高岳、2018年は権田である。2021年はうまくいったので、樋口であった。)
 しかし、今期のエドゥは違う。3バックの中央として守備面では的確なカバーリンクでサポートし、さらには躊躇のない潰しで相手を封圧。攻撃面では最後方の司令塔として中盤に時間を与え続けた。攻撃面でも守備面でも違いをもたらしていた選手。
 飛ばし記事によりガンバへの移籍を心配してたサポーターも多かったと思うが、契約更新第1号として無事残留。 来期も怪我なく1年間稼働をお願いします。

内田 裕斗

 昨年は4バックの左SBとして使われたが、今期から導入された可変式3バックではバッタリと出場機会を減らした。
元々、足元が上手く攻撃的なプレーが持ち味のSB。ただ、守備時に1対1に晒されやすい今のサッカーは少し辛かったのかもしれない。徳島で3バックの左とか出来てたから適正が無いわけじゃないと思うけど……
 大畑は浦和に抜かれ、中野は海外といつ抜かれてもおかしくない為、選手層が厚いと言えないポジションのため残留してほしい。ただ、普通の4バックするチームだと活躍できそうのもまた事実。
 来年も見れたら嬉しいが、そう上手くは行かない、仙台へ移籍。多分、永戸ぐらいは活躍できると思うので仙台サポさんよろしくお願いいたします。

ファン・ソッコ

 通称、鳥栖の対人お化け。右の壁。
 基本的に鳥栖の右サイドは孤立する事が多い。飯野の役割はサイドの深い位置で1対1を仕掛ける事。そして、ソッコの主な仕事はは飯野が空けたスペースを守るただそれだけである。そこで、持ち前の高い対人守備を披露。ことごとく相手の攻撃を封殺した。
 常にパトリックとフィジカル勝負とか、常に永井とよーいドン勝負とかされない限り、割とどうにかなってしまう。そのため、鳥栖のサッカーには欠かせない選手なのだが、韓国のクラブへの移籍噂あり。どうなることやら。

田代 雅也

 栃木から来たフィジカルの強い破戒僧
 鳥栖デビューとなった柏戦では見事なプレーで完封勝利に貢献したが、続く川崎戦ではダミアンのマンマークという仕事を見事に失敗し退場。その後は主に守備固めとして出場と言うなんとも言えない今シーズンであった。
 足元に関しては下手ではない。しかし、プレスをかけられると露骨にあたふたしてしまう感じはあまりよろしくない。(その点、ソッコはわけが分からなくなったらとりあえず遠くに蹴ると言うのを堂々とできるのでそこまで狙われなかった。)
 まあ、この守備能力で足元うまかったら鹿島とか川崎とか行ってるだろうしね。田代はj2の上位チーム(長崎や甲府)なんかに行ったら不動のレギュラーになりそうである。どんな道進むか分からないが、ソッコが移籍しそうで島川もアンカー兼任だといつ怪我するか分からないので、残ってくれたら嬉しいものだ。

大畑 歩

 鳥栖サポ大好きユースっ子。シーズン序盤は中野伸にポジションを譲ったが、シーズン中盤以降中野伸に代わって左CBのレギュラーとして活躍した。中野伸が中でも外でもプレーできるSB兼CB(例:アラバ、パンゾーさん)だとすれば、大畑はガチガチのサイドのファイター(例:ワンビサカ、吉田豊)。大畑は、大外での突破や、スピードを活かした被カウンター対応等でチームを助けた。
 個人的な意見だが、後半出続けたのは狭いスペースでのプレーを苦にしない中野老との補完関係が良かったせいだと思う。
 クリスマスに浦和に完全移籍。移籍金という名のクリスマスプレゼントを置いて行ってくれた。ありがとう大畑。ついであと2年後ぐらいに海外に行ってさらにお金を残してくれたらうれしいです。

松本 大輔

 通称MD。デビュー戦は田代が退場した後に交代で出場した川崎戦。お前は持ってるんだか、持ってないのかどっちなんだい?。そこでおっかなびっくり足元三苫普通に止める守備能力と言う長短の特徴を見せた後は、一番決められたくない相手に(元お隣の遠野)決められ敗戦。その後、長らくリーグ戦では行方不明に。カップ戦では普通に出ていたが、普通にロペスにボコボコにされてた。
 そんなこんなで、次の出番はリーグ戦は34節の札幌戦。しかも何故か本職ではない右のWHで。その試合は対面の青木をそこそこに防ぎ、完封勝利に貢献。試合後の涙は今季の鳥栖のハイライトである。
 リーグ戦出場2試合と言うのは少なく感じるかもしれないが、まあ鳥栖の大卒1年目はこんなもんである。森下や林が凄すぎただけ。(福田や樋口、三丸、清武なども大卒1年目はほぼ試合に絡んでない。)
 大卒3年目辺りでレギュラーとして活躍するか(福田パターン)、J2に放流するか(清武・山崎パターン)は分からない。ただ、高さがあるCBと右のWHができる選手はうちにとってかなり必要な選手である。福田パターンで日本人版ファン・ソッコみたいな感じに成長してくれると嬉しい。

中野 伸也

 日本で一番忙しい高3。
 トップチームの試合にユースの試合、アンダーの代表に学業と多忙な1年を送った。労働基準法に反した使い方をしている気がするが、たぶん2種登録なのでセーフ。
 チーム内で2番目に仕事量が多いポジションである、左CB(兼左SB兼ウイング)というポジションを務めた。若いから元気やし、頭の回転も速いからいけるやろって訳ではなく、ただただ戦力として考えられていただけである。
 10代の内に海外に行きたいと言っているので、いまのまま行けば再来年には居ないだろうな。フロント早く後釜を取ってくれ。

MF編FW編は頑張れたら頑張ります。

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