想像したらときめいちゃう
実家
私の実家はマンションの10階
窓が大きくて、空が広い
お母さんのこだわりで、本当は和室だったはずの部屋をリビングと一続きにしてほしいと注文をしたみたいで、リビングは本来の規格よりも大きめ
キッチンからも大きな窓から大きな空が見える
窓からは陽の光が入ってとっても心地良い
ふわってする
こんな家で生まれて育ったからか
空が好き
どれだけ手を広げても抱えきれない大きさと絶対に届かない高さ
晴れの日は格別
雲一つない真っ青な空
押しも押されもせぬその潔さ
吹く風さえも涼やかで空気さえ清らかに思える
想像するだけで心がスカッとするね。
息が深く吸える気がする。
そんな空が運んでくるあたたかい陽の光もまた、好き
光が落ちたフローリングはほんのり温かくなって
クリーム色の壁紙が光を広げて、リビングはふわっと明るい
そこにビヨンセの Love On Top なんて流したときには、もう小躍りしちゃうんだから!
私の好きをもう少しご紹介
都会の早朝の不純物が一つもないような空気
陽が傾きそうなときのみんなが太陽を見つめる海岸
真夏の高速道路ドライブ
光だけで明るさを保っている開放感たっぷりのセントレア
セントレアのスカイデッキで風に吹かれながら食べるおはぎ
空港のエスカレーターの ”Watch your steps"の案内
低音も逃さないスピーカーで聞く音楽
ラジオをイヤホンで聞きながらするお皿洗い
夜につけるオレンジの明かり
好みの香水の香り
…
まだまだあるけどこんな感じ
ほんとはこんな事考えてるの、私
こんな人だなんてみんな知らないでしょって、ね!
気の抜けた私は
いつでも両手を広げて空を感じていたいし
ビヨンセを聴いて小躍りしたいし
沈みかける太陽を知らない人と眺めながらその雰囲気に溺れていたい
夜になったら照明をオレンジにして
溜まったドラマを見て
スキンケアをちょっと丁寧にしてみたりしたい
最近ね
将来の事を考える事が多くなって
今までの事を振り返ることが多くなって
自分について向き合う時間が増えた
日々の生活も去年とは全く変わって
毎日こつこつ疲れを蓄えている気がする
大学生ってこんなに大変なのかと、大学までの坂を上りながらよく考えている
あぁ、これからどんな未来を生きるのかな
クサいけど素の私は素直にこんなこと思ってしまっている
それでも”好き”を、しているときも考えている時も
心はぱっと明るくなって
背筋はちょっと良くなって
足取りがふっと軽くなる
顔も柔らかくなってるんじゃないかな
この世知辛い世の中、
毎日ニュースで暗い話が多くて、ショックな情報を毎日に見聞きする
私もその度に心が忙しいし
いろんなことを考え想像しては気分があがらないときもある
私はなんだか何事も真正面からぶつかってしまう性分らしく
心も頭も、何かしらでいつもいっぱいだ
そんな時は「好き」を想像して、考えて、ちょっと楽になろうと思う
みんなもね。
「凛としているけど柔軟で、自立しているけど人望がある人」
大丈夫、少しづつ、ゆっくり、ね。
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