蓮ノ空の世界を疑似体験するリンクラの楽しみ方【蓮ノ空感想文】
はじめまして。にわぺと申します。
今回、アプリ「Link!Like!ラブライブ!(以下リンクラ)」における私の楽しみ方を紹介するために、はじめてnoteへ記事を投稿します。
本記事では、私が蓮ノ空の世界を疑似体験する方法と、それによって生まれた毎日の蓮ノ空ライフ(?)で印象に残ったFes×LIVEやWith×MEETSの紹介をしています。
読んでいただけると嬉しいです。
蓮ノ空の世界を疑似体験する(つもりでリンクラを楽しむ)方法
ズバリ「Fes×LIVEまで活動記録を見ない」です。
リンクラにおけるストーリー要素は「スクールアイドルコネクト(With×MEETS、Fes×LIVE)」と「活動記録」の2つがあり、これらは1ヶ月を1タームとして、原則「With×MEETS/活動記録→Fes×LIVE」という順番で公開されています。
Fes×LIVEは基本的に月末、With×MEETSや活動記録は1ヶ月かけて交互に公開されるため、With×MEETSや活動記録を公開順で見つつ月末のFes×LIVEを迎えることが公開スケジュール通りの楽しみ方となります。
この順番を変え、当月のFes×LIVEまではWith×MEETSのみを視聴し、当月のFes×LIVEが終了(=1タームの終了)したら当月の活動記録を読むという方法を取ることが、蓮ノ空の世界を擬似体験する(つもりでリンクラを楽しむ)方法のすベてです。
向こうの世界で活動記録を見ることはできない
ここでは、Fes×LIVE終了まで活動記録を読まない理由についてお話しします。
蓮ノ空の世界におけるスクールアイドルクラブのファンは、With×MEETSやFes×LIVEによってスクールアイドルクラブに触れる機会はありますが、そこに至るまでの彼女たちの活動やその裏側は見ることができません。
我々がライブやイベント、配信でしかアイドルと会えないように、向こうの世界のファンは、(市場や金沢駅等での偶然の遭遇を除けば)With×MEETSやFes×LIVEでしか彼女たちに会えないのです。
そのため、蓮ノ空の世界を最大限まで疑似体験するためには「Fes×LIVE終了まで活動記録を読まない」ことが必須となります。
そして、タームの変わり目であるFes×LIVE終了後、それまでの軌跡として活動記録を視聴することで、我々の世界からもう一度彼女達の活動を観測するのです。
蓮ノ空の世界でFes×LIVEを見た後、我々の世界として活動記録を見て背景を知り、再度Fes×LIVEを視聴すれば、1回目(蓮ノ空世界の目線)と2回目(我々の世界目線)で違う目線を持つことができる、なんてこともできます。
スクールアイドルコネクトと活動記録とが切り分けて展開されているリンクラならではの楽しみ方。これが私の楽しみ方です。
「蓮ノ空女学院の生徒」目線でリンクラに触れてきた私が印象に残ったシーン(103期ネタバレあり)
ここからは、擬似体験している蓮ノ空の世界から触れたことで、特に強く印象に残ったWith×MEETS、Fes×LIVEを2つ、ご紹介します。
①103期10月度Fes×LIVE「竜胆祭」(2023.10.30 音楽堂)
さやかが開幕からソロステージ「Runway」を披露したこちらのFes×LIVE。
活動記録では、さやかが生徒会長より試練を与えられ、なぜスクールアイドルをやるのかという問いに対する答えを見つけ、その答えを竜胆祭(正確には竜胆祭前のステージですが、ここでは「竜胆祭」とします)で披露するまでの軌跡が描かれています。
この竜胆祭までの流れを、蓮ノ空の世界のファン目線で見てみます。
10/26のWith×MEETS「竜胆祭直前配信」では、①梢が風邪をひいていたこと、②1年生が生徒会長から試練を与えられていることが明かされており、蓮ノ空の世界におけるファンは、この配信で初めて①②を知ります。
そして、さやかのソロステージを迎え、その後のMCでソロの理由が明かされ、ファンは「さやかがなぜスクールアイドルをやるのかという問いの答えを探しており、答えに辿り着き、ソロステージを選んだ」という軌跡を知ることとなります。
私は当時、この竜胆祭をリアルタイム配信で友人と試聴していました。
活動記録を読み全てを知っている友人は開幕からすでに涙を流していましたが、私は活動記録を読まずに参加していたため、「なんでさやかが一人でステージに!?」という気持ちが先行していたのです。
そしてさやかの圧倒的な「Runway」を目の当たりにし、私が「これからもさやかを応援したい」と心から思った瞬間、「もっと期待してほしい、それがスクールアイドルをやる理由」というさやかのMCを聞き、私は「今の気持ちは蓮ノ空の世界のファンとしての気持ちそのものなんだ」という確信を持ちました。
その後、私がさやかのソロステージに関する軌跡の全貌を知るのは、11月に入ってからのことです。
私はいわゆる二次元コンテンツにおいて、その世界にできるだけ深く没入したい、その世界で生きているかのような感覚を味わいたい、と考えています。
この10月度Fes×LIVEは、まさに蓮ノ空の世界で生きているかのような感覚を味わうことができた、今も私の心の中で強く印象に残っているFes×LIVEです。
②103期2月度Fes×LIVE(2024.02.29 音楽堂)およびその振り返り配信(2024.03.02 With×MEETS)
慈と瑠璃乃のいざこざから生まれたシャッフルユニットが披露された2月度Fes×LIVE。
ここで紹介したいのは、「るりのとゆかいなつづりたち」に関する一幕です。
2月度Fes×LIVEにおいて、るりのとゆかいなつづりたちの「Colorfulness」が始まる直前、瑠璃乃が「ちょっと待ってください」と遮り、続けて綴理が「まだ準備している子がいるね」と言い、観客やファンの準備が終わるのを待つ、というシーンがあります。
私は活動記録を読まずにFes×LIVEを迎えているわけですから、「ペンライトの色とか変えなきゃいけないからな…ファンに優しいのいいね、助かる」という感想を抱きます。
そして、その後のFes×LIVE振り返り配信(3/4のWith×MEETS)では、「ペンライトの色を変える時間があったおかげでColorfulnessのパフォーマンスを最初から最後まで見ることができた。気遣ってくれてありがとう」という旨のスクコネポスト(お便り)が紹介されています。
実は私は、このときも活動記録を読んでいなかったため、「自分以外にもペンライトの色を変えることのありがたさを噛み締めた人がいるんだなあ」という感想を抱いています。
活動記録を読まれた方はもうお分かりかと思いますが、このペンライトを変えるための準備時間は、2月度Fes×LIVEの前に行われたライブで、ファン一人ひとりに寄り添うことを決意した瑠璃乃の気遣いの現れであることがわかります。
3月に入り2月の活動記録を見た私は、前述のような瑠璃乃の想いや決意、それを汲み取ったるりのとゆかいなつづりたちの活動を目の当たりにし、Fes×LIVEにおけるあの発言の真意を理解します。
それだけではありません。
「一人ひとりを大切にするという瑠璃乃の想いは、ファンにしっかり届いている」ということを、蓮ノ空の世界で2月度Fes×LIVEを視聴し、「ペンライトの色とか変えなきゃいけないからな…ファンに優しいのいいね、助かる」という感想を抱いたという事実によって、私が自分自身で証明しているのです。
Fes×LIVEで抱いた感想が、活動記録における彼女達の想いに自然と応えた形となっている。
「蓮ノ空の世界」と「我々の世界」とを行き来することの重要性や楽しさを知った、そんな2月度Fes×LIVEでした。
新入生を迎え、104期へ突入した蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。
私は、蓮ノ空の世界のファンとしても、そして我々の世界のいちファンとしても、これからも彼女達を応援していく所存です。
(おまけ) いわゆるネタバレの考え方 〜「ネタバレ」は「噂話」〜
活動記録を最後に視聴することの大きなデメリットは、まさに「Fes×LIVEまで活動記録を視聴できない」ことです。
これは文字通りのデメリットだけでなく、「ネタバレを踏む可能性がある」というデメリットも含んでいます。
ネタバレというのは、ネタバレをしてしまう(する)側でコントロールされるものであり、ネタバレを受ける(される)側が自分で回避することはほぼ不可能に近いです。
そのため、私は考え方を変えることによって、ネタバレをネタバレでなくしています。
こうは考えられないでしょうか。
我々の世界における「ネタバレ」は、蓮ノ空の世界における「噂話」である、と。
例えば誰かが公開されたばかりの活動記録の話をしているとします。
私は活動記録を視聴していないわけですから、私から見れば完全にネタバレです。
しかし、それは我々の世界から見た話です。
見方を変え、誰かが公開されたばかりの活動記録の話をしているということを「蓮ノ空の世界」から捉えてみます。
「ねえねえ、さやかちゃん、今度ソロステージ披露するらしいよ!」
「2年生の綴理先輩、オープンキャンパスの実行委員になるんだって〜」
「卯辰山公園にスクールアイドルクラブの6人が集まって、なんか目標みたいなのを叫んでたよ」
「今度のスリーズブーケの新曲、花帆ちゃんが作詞作曲らしい」
…どう見ても「高校の廊下で繰り広げられる噂話」じゃないですか?
皆さんもお分かりかと思いますが、これらは全て活動記録のネタバレです。
しかし、それは我々の世界から見た話であり、活動記録を視聴できない蓮ノ空の世界からすれば、たとえ事実だったとしても伝聞に過ぎない「噂話」なのです。
もし、この記事を読んで私の考えに共感し、この方法を実践していただける方がいらっしゃるのであれば、それは大変に嬉しいことです。
しかし、活動記録を即時に追い、その場で感想を共有したい方もいらっしゃるのが普通であり、それもまた一つの楽しみ方です。
この両者が共存するためには、ネタバレをネタバレと思わない、そんな評価が必要なのです。
噂話まで含めて没入感を高めていく、それが私の蓮ノ空です。
おわり。
参考
本記事は、私のブログサイト「にわとりのてばさき」における以下の記事を再編集・発展させたものとなります。
ご興味のある方はこちらもご覧ください。
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