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ちょっとだけ不思議なおはなし 親父編

 *前回の ちょっとだけ不思議なおはなし と同じく占いには関係ないお話しです。
身内の納骨と一周忌の最中にみた夢うつつのお話しを書きましたが、今回は亡き父親との夢のお話しです。

 親父が亡くなったのはもう27.8年前になります。当時は今の様に本人に病名の告知をするのはまだ避ける時代でした。告知はなくとも多分本人も薄々気がついていたフシはありましたが、しんどくても痛くても我慢な昭和ヒトケタの人でした。家族は余命を知りつつ本人は闘病しつつ。しばらくお見舞いに行っていなかったので、親父の顔を見に行こうと病院へ。見送りをしてくれた顔は疲れた顔。表情に心配していたその日の深夜息をひきとりました。悲しみよりも目の前の葬儀。家族でこなした通夜、翌告別式の朝、実家で寝ていたら家族に早く起きろと起こされる間際に見た夢です。

 病室。窓はあります。白っぽく明るい雰囲気。
親父がいて最後に顔を見た日は夜でしたが夢では明るい雰囲気の中、首を傾げる疲れた顔の親父がいました。はぁとため息をついた親父に抱きついて
 よかったね、よかったね
と私は声をかけて泣いていました。何故よかったね だったんだろ?
半分うつつで半分理解してる 夢だから 
てっきり夢の中だから元気な顔してると思ってた。でも疲れてもの言いたげな顔を見て、(痛みから苦痛から逃れられたなら)よかったと言い続けたんだと思う。親父と私の2人の空間だと思ってたのにいつの間にか親父の後ろには、黒い服を着た人が控えていたのを憶えています。顔はわかりません。夢の最後の方ででてきたかも*1

いつまで寝てるのん!と起こされた時にめっちゃ不機嫌😑で
「親父の夢見てたのに!」とブツブツ言ったら家族に、はぁっ?な顔をされました。そりゃそーか。この時私はウソをついています。夢の中の親父は元気そうやったよ、と。母に夢でみた親父の表情が言えなくて。

こうやって書いてる時や親父を思い出す度、私に何を伝えたかったのか考えてしまいます。ちゃんと受け取れたのか?と。疲れた顔とため息は実はこの世に踏みとどまれなかった残念な顔だったの?とか。謎が増えます。先日の納骨・一周忌の時よりも鮮明な夢でした。どちらの夢もホンのいっとき。

奥様である母には何もなかったの?いえいえ、後日かなりたってから、夢ではなくリアルでプレゼントを置いていってる不思議な人です。肉体ないのにどうやったんだろ?知りたい。
以後親父の夢は何度かみてますがそれも亡くなってから10年くらいまで。

単なる夢じゃんと思うのか、亡き人からのメッセージだと思うかは人それぞれです。親父っ子だった自分は最期に逢いにきてくれたと思ってます。
思い込みも時には必要なのよ(笑)否定も肯定もご自由に
親父逢いに来てくれてありがとう。

*トップ画像は五山の送り火(間違っても「大文字焼き」ではございません!)の鳥居です。いつもこれ見て親父を見送るの。またね来年ねって。

ちょっとだけ不思議なおはなし でした

*1(5.6歳の頃に全身麻酔の手術を2度経験していますが、麻酔で朦朧としてる夢の中で同じ様に人がいたんですよね。私の頭の上というか手術台の頭側の壁の辺りに。全く危険な手術じゃなかったけどそれ以降病室や手術室で雰囲気ある人が立ってたら案内人か?ってなっちゃいます。たまたま全身麻酔から途中で醒めた夢うつつで見たのかもしれないし。以後の全身麻酔で夢うつつはないです。あくまでも個人の主観)

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