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ああ またこれか 慣れっこもない悲しみのひとつ
少し前から知っていた されど絡まったままの白はほつれのない綺麗な布地

光が  花が  月が 流されてくのを見ずに見つめて
時が  色が  待っていた日が 流れていってもう拾えない

昨日じゃだめか 明日じゃだめかと伏せる、塞ぐ
部屋には灯る 暗さだけが場所を取る
部屋に流れる 悲しい楽隊
そうして見送るうちに手遅れになって また影を肥やして日々を待っても

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