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【66億円ゲーム】122日目←最終回

私は、困っている人のいない社会を実現するにはどうしたら良いのか?という観点からのお金の使い方を学ぶため、【66億円ゲーム】で日々シュミレーションしてきましたが、1年365日の3分の1を終えた今日でこのゲームを終わりにします。

まずこのゲームを始めた背景には、私自身がとあるODA団体の一つで十余年働いた末に、年間何十億円もの予算を海外途上国のために支出し続けることが正しい事なのかに疑問を持ち退職した、という事実があります。当時その団体の年間援助額が約66億円だったことも、このゲームに惹かれた理由の一つです。《王族がプライベートプールのプールサイドで寛いでいるような国にわざわざ日本から出向いてその国の砂漠に水を撒く》(←喩えに過ぎませんが)かのような政府開発援助を行うのであれば、それと同額で日本国内の諸問題を解決できるのではないか?と考えて退職したことを思い返し、ゲームの主題に据えました。

そしてこのゲームは、さまざまなことを考える機会となりました。

122日間書き綴る中で、実際生活の中で個人的な臨時収入を得る機会が複数回ありましたので、もっと真面目に「私が豊かになる為に」このゲームをしていたら、365日続けたら、もっと個人的に豊かになれるだろう、とは思います。

ですが、私の趣旨はそこではなく、ゲームによって(海外ではなく)日本を困っている人のいない社会にする、です。ところが、このたびのロシアのウクライナ侵攻により、どうしても、日本の平和のために海外に資金を拠出しない訳にはいかない、と結論せざるを得なくなりました。その根拠は、昨日のつぶやきにも書いた「日本国憲法」でした。なんで一生懸命に働いているのに税金ばかり徴収され、その税金が見も知らない外国のためにODAとして拠出されるのか、国連に支払わなければならないのか、その上なんでユネスコだのユニセフだのWFPだのWHOに義援金まで送らなければならないのか、飲酒運転による事故や婦女暴行があっても治外法権を決め込む在日米軍に対し「思いやり予算」を払わなければならないのか等々の私の憤りへの答えは、日本国憲法に明記されていたのです。『国際社会の為に全力を尽くす。』と、書いてありました。これを読んだ時ちょっと力無く笑いましたけど。

現在の憲法が制定されてから今迄に日本の尽くしてきた『全力』とは、全力で世界の皆様の便利なATMになること、でした。これからもその傾向は続くのだと思います。国民の一人一人がもっと勉強して、国際機関で働くとか、SDGsに関わる貢献をするとか、或いはアニメをはじめとするオタク文化を世界の隅々まで広め「推ししか勝たん」な思考のもとにメルカリ経済圏をドルと並ぶ経済規模に育て上げるとかでない限り、ATMとしての貢献はやめることができないのだ、と今の私は考えています。

それでも、つまり、こんな国であっても、私はこの国が好きだし、この国が三権分立の体制や象徴天皇をいただく国民主権の法治国家であることや、日本語を使用する独自の文化を持つことをかけがえ無く貴重なものと考え、守っていきたいと考えている。

私の【66億円ゲーム】の最後となる122日目は、誰もが相談できる法テラスの活動に寄付する。1,220万円。現在の法律は、完璧ではない。男女不平等だし、義務教育は無償ではない。精神疾患の有る者は「裁かれる権利」も無い。抜け穴も多い。これらの不都合を時代に合わせて変えるために国会はあるし、議員は居る。(議員の男女比や地域による一票の格差はいつまでも改善されないけど。)でも、現状ではこれが日本の法で、日本では法律は概ね守られており、国民の味方だ。

困ったことがあったら(とりあえず1回目は)無料で相談できる「法テラス」に相談してみてください。

122日間の使用総額 : 750,300,000円
(7億5030万円)

最後になりましたが、これまでご愛読、ご声援、コメントをくださった皆様、本当にどうもありがとうございました! 

今後なにをするかはまだわかりませんが、またnoteを書くかと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます🙇‍♀️

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