【🍓】認認介護

認認介護
よみ: にんにんかいご
意味:

老老介護(介護が必要になったとき、介護を担う同居の家族が60歳以上の場合、高齢者が高齢者を介護する老老介護となる。)がさらに進み、認知症の人が認知症の人を介護する状態。

介護はある日、突然に⁉︎  
株式会社 法研  

…いやぁ、ほんとにそうですね。

この「老老介護がさらに進み」の部分。老老介護の時点で、自立老人ではなく要介護(あるいは要支援)老人である老人Aを配偶者である老人Bが介護しているので、この時期を過ぎると老老介護を始めた時点では自立老人だった老人Bも自立老人ではなく要支援(あるいは要介護)老人に変化し、以前から介護される側だった老人Aの介護度も下がることはまずないのだから、親が老老介護を始めた時点で子は早急に対策を立てて対処しなければならないですよ、と声を大にして言いたい。

「老老介護だけど、母ちゃんがしっかり者で父ちゃんの世話ができてるから全然心配も問題も無いよ。」と話していた1ヶ月後に母ちゃんが小事件を起こして認知症が発覚し、てんやわんやになった家を知ってます。(旦那実家です。)

老老介護、と話していた時点で老認介護だったのに正常バイアスが掛かってるから近しい家族ほどそれに気づけなかった。

今は最愛の夫を亡くしたことも居たこともすっかり忘れ、太平洋戦争が起きる前の小学生時代と羽振りが良かった高度経済成長時代の僅かな記憶のなかで「あたしどうしてこんなに歳とっちゃったの?」と時折驚いたりしながら介護施設で穏やかに暮らしている母の様子をみると、なんとか間に合って良かったと安堵します。
一語の筈なのに語ってしまった…スミマセン。

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