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船木サン

ライン使えないから、船木サンからメールアドレス教てもらいました。
お伺いしておく事があって返事まってまーす👦

mahogany_oillitlt0j1l0@docomo.ne.jp というメアドからのフィッシングメール

しばしば見かけるこの手のフィッシングメールにかねてより気になる点がある。

この「〇〇さんからメアド聞きました」の〇〇さんに当たる人名が、割とレアめな名字ばかりなのはなぜなんだろう?
今回は船木、前回は石元、暫く前は草彅で、そう短くもない私の人生で一度も直にお会いした事のないその人が何故か私のメアドを知ってる、というちょっとクスッと笑える一瞬を提供しに来る。

「昨日メアドを交換した者です♡」というパターンもあってこの場合差出人の名前は可愛い系のひらがな3文字名前(しおり、とか、まなみ、とか)が多いのだが、そういう日に限ってこちとら数日間部屋から一歩も出ていなかったりして、時空の歪みというか平行世界の存在とかをつい信じかけてしまう。

かく言う私は極々ありふれた名字に加えある年代に特徴的な女性名なものだから、間違いメールもそこそこ多い。そして間違いメールの人たちはフィッシングメールの人たちより単刀直入に、「今日の3限休みます。」とか「課題のレポート提出します。」とか「明日成田22時着の**便で帰るから先寝てて良いよ。大好き、ちゅ。」とか用件を全面に打ち出してくる。間違った相手(わたし)に届いてますよーと伝えてあげられないもどかしさと、間違えられた相手(同姓同名さん)も毎日お仕事してたり家族がいたりしてるんだなーという一方的でそこはかとない連帯感とを感じたりしている。

そうそう先日うっかり釣られかけたフィッシングメールは「遅ーい!場所変えたよー」の文字の後にリンクが貼ってあってちょうど知人と待ち合わせの日だったから間違えてリンク踏みかけた。冒頭のフィッシングメールも「先日撮った写真置いとくね。」とかだったらちょっと引っかかりかけたかもしれない。

でも、やっぱり船木サンじゃないな。

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