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太らなきゃいけないらしいのだが。

昨年末、久しぶりに人間ドックを受診したのである。その面談でDr.が言った。
「痩せすぎですね、10キロも足りないので判定Cです。あと数キロ体重を増やしてください。」
「あと、コレステロールが高すぎです。食事に気をつけてください。糖質の取りすぎはいけません。中性脂肪は今のままで大丈夫なので、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールと総コレステロールは減らすように。」

「あのー、」と私。「体重は増やすんですよねぇ、(ええ。とDr.)
コレステロールは減らすんですよねぇ、(ええ。とDr.)
じゃ何を食べたら良いんですか?野菜ですか?野菜で10キロ増えるんですか?」

「え?」とDr.は一瞬怯み、検査結果が表示されているディスプレイから初めて目を上げ視線を私にチラと向けたあと慌てたように逸らし、それは栄養指導の方で聞いてほしいんだがな〜と、独り言なのか心の声が漏れでてしまったのか超小声の早口で呟くと1つ咳払いをして「サラダチキンですね!サラダチキンを食べて筋トレしてください、筋トレ。」と曰い、面談は終了した。

それが2ヶ月前の出来事。そして次回の血液検査まであと1ヶ月弱。この間に自分の食生活の癖というものに気づいたし、食事に苦しむ中でBASEBREADを始めるなど、コロナ禍にある状況も踏まえて取り組みをすすめてもいる。

でも、そもそも食は細いし、好きな食べ物は高コレステロールなものばかりときた。それがイカンというのも今回やっとわかったが、正しい食生活というのは楽ではない。間違った食生活の結果、「身体は痩せていて血は太っている」という現状がある訳だが、正しい食生活で体重増というのもなかなか無理ゲーではなかろうか。だが「この状態でコロナに罹患した場合、かなりの高確率で血栓ができ重症化します。」と(人間ドックではない)かかりつけ医に忠告されていることもあり、少なくともコレステロール値の改善はやるしかないのだ。次回の血液検査で結果出したらnoteで軌跡を公開してやる!ということを心の支えとして。

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