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4月に受けた血液検査の結果を聞いて死んだ。

中性脂肪値746。
(正常値35-149 なので、5倍から20倍?)

「ちょ、待てよ。」
数字を見てキムタクが降臨した。

これまでも高かったには高かったが180を超えたことは断じてない*。それを軽く超えてきた自分に賞賛の念すら湧く。どうしたらこんなことに? いやそれより、これからどうする?

プチ谷原章介ドクターのクリニックを出て水無月の昼下がり。灼熱の太陽に照らされる。狼狽のせいかまさに目の前が真っ暗になり、吸い込まれるように入ったコンビニで缶チューハイを買い店頭で一気飲みした。これではいけない。落ち着け、自分。数値が高いからと言って今日命が尽きる訳ではないぞ、落ち着け。

家に向かって歩きながらこれからの食生活について考える。これまでも全く食事について無頓着だった訳ではないが、これまで同様ではもう駄目なのだ。駄目だめダメDAME,,,, 頭の中でダメの音声が反響する。

横断歩道が赤信号だったので止まる。車にはねられても中性脂肪が下がる訳ではないぞ。道の向こうにはいつも行列のできているラーメン屋。夫氏が「あそこより手前角を入ったところの✖️✖️家が上手いぜ。」と言っていたのを思い出す。「今度一緒に行きたいな♡」と私は言い、夫も「おぅ!」と乗り気だったのに。もう行けないよ、あたし中性脂肪746だもんー。

横断歩道の信号はまだ赤だった。手前角のラーメン屋に直行する。ラーメン並、そしてほうれん草。「お食事は野菜を先に。」とプチ谷原章介ドクターが言っていたからな。
ラーメンは美味かった。かなり太めのもちもち麺に豚骨醤油のスープが絡む。くさみのないスープで脂のわりに飲みやすい。飲んじゃダメなんだって!わかってるよそんなこと。

2ヶ月後の血液検査の必勝祈願に券売機でライスとキムチを追加購入し卓上のギョウジャニンニクおろしを掛けて食べる。うまいぜ。

明日からはオートミールと麦飯と納豆と玉子、ワカメと切干大根の味噌汁だ。手作りパンも封印。明日から。


*2023年12月に既に正常値2倍の298だった。←忘れてた。
150➖298➖746 って二次関数グラフみたいな上がり方なの凄くね?

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