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【12日目】料理日記:〆までうまいアクアパッツァ

高校時代からの夢があります。

一人暮らしを始めたら、アクアパッツァを作りたい。

それから数年、ついにその夢が叶うときがきました。

たいそうな名前のわりに実は作るのが簡単で、それでいて味は名前にふさわしい、アクアパッツァの紹介です。

材料(一人前)
イサキ:1匹(魚ならなんでもいいと思います)
あさり:大粒のもの1パック(10個くらい)
ミニトマト:8個程度
オリーブオイルA:大さじ1
水:適量
オリーブオイルB:多め(大さじ5ぐらい)
パセリ:適量

①下処理:あさりは塩抜きをしておきます。

魚は鱗をとって腹をわり、内臓とエラを抜きます。皮目に少し切り目を入れて、全体に下味の塩をまぶしておきます。

ミニトマトは半分に切っておきます。

【砂抜き】
あさりは砂の中で海水を吸ったり吐いたりして取り込んだプランクトンを食べるため、その海水と一緒に砂が体内に入るらしいです。そのため、あさりの生きる環境と似た状態を作ることで砂抜きができます。具体的には、海水・浅い・暗い・ぬるい、です。
ボウルにザルを重ね、あさりを置き、海水と同じ3%くらいの塩水を貝殻が全部浸かるか浸らないかくらい入れて、上からアルミホイルをかけて、今の時期なら常温で2時間くらい放置しておくといい感じです。

②魚を焼いていきます。フライパンにオリーブオイルAをひき、弱火で両面がこんがりと色づくまで焼きます。この時に火をきちんと通してしまいます。

③美味しそうに焼けたら、フライパンに魚が半分ひたるくらいの水を加え、強火で沸かして煮込んでいきます。ここが最重要ポイントで、ずっと火力MAXで煮ていくことで身がふっくらと仕上がります。

④全体に火が入るように、お玉でフライパン内のお湯を魚にかけながら、水の量が減りすぎたら少し足して、5分〜10分くらい煮込みます。最後までずっと強火です。

⑤いい感じに汁が煮詰まってきたらあさりを加えます。

⑥あさりが開いたらオリーブオイルBをたっぷりとかけます。大悟風に言うと「オリーブオイルは思うとる3倍」です。だいたい汁と同量くらい入れます。

⑦スープが乳化してきたらトマトを入れ、軽く火が入ったらパセリを加えて完成です。

完成

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めっちゃうまいです。

何がうまいってスープがめちゃくちゃうまいです。

イサキのイノシン酸、あさりのコハク酸、トマトのグルタミン酸、三つの旨みがたっぷりと出た黄金色のスープはマジでうますぎる。

あと、強火で炊き上げたので身がフワッフヮです。

一瞬で完食しました。

うまい出汁にはうまい〆

話は変わりますが鍋でいちばん好きなものって何ですか?

いや、「片手鍋が好き!」とか、「やっぱり中華鍋かなぁ〜」とかじゃなくて。

鍋ってアレです、いろんな具材を入れて煮込む、冬にうまいやつです。

質問に戻ると、白菜とかネギとかが人気でしょうか。

僕は圧倒的に〆です。

なんなら〆のためにスープや具材を選びます。

おじやにするか、うどんにするか、ラーメンにするか、そんなことを考えながら、鍋本体は〆のための助走だと思って食べています。

〆大好き人間にとっては、アクアパッツァのうまい出汁も見逃すわけにはいきません。

今日もきっちりと第二弾をしました。

〆(一人前)
スパゲティ:50g
アクアパッツァの残り汁:あるだけ

①パスタを湯がきます。

②皿に残ったアクアパッツァのスープをざるで濾してフライパンで温めておきます。

③パスタとスープを絡めて完成!!

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最高です。

黄金色に輝くパスタ。

最後の一滴まで美味しくいただきました。

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