イベントの金額設定について
noteの記事を有料にしたことの学び
前回私がプロデュースしているアイドルグループ、IZANAGIとプリティチョモランマ組合の活動終了について、noteを書きました。
久々のnote更新で、途中から初めて有料記事にしてみたんですけど、¥1,000という値段設定にも関わらず40人以上の人が購入し、たくさんの人が高評価を押してくださいました。
本当にありがとうございます。
該当の記事は活動終了することが決まってから最後のライブの制作、進行中のキャスティングなどお仕事で直接的に関わる関係者の方への挨拶などを進めながら、一気に書き上げたので拙い箇所も多くあったと思います。
それでも物書きのプロでもない私が書いた文章を¥1,000という安くない金額設定にしたのは理由があります。
1番大きな理由は、悪意のある切り取られ方を避けるためです。
メンバーの卒業・グループの活動終了というネガティブなイメージを持たれやすい事象に対して、
私の正直な気持ちが悪意を持った切り取られ方をされるのは、
私が誰よりも時間とお金とノウハウとアイディア=愛を注いできた2つのグループを侮辱されるのと同じだからです。
また、私を通してグループとメンバーを知ってくれたファンの方や関係者の方に対して、私が真摯でなかったと思われるような切り取られ方をされたら、今後のコンテンツの存続にも関わる可能性もあると思いました。
(一緒にお仕事をさせていただいている方はとても理解がある方ばかりなので可能性としては塵に等しいですが。)
簡素な発表のみでもいいかなと思ったんですが、プロデューサーとして活動終了のタイミングで自身の考えや気持ちを表明しないというのは、卒業を決めたメンバーに責任を丸投げするような形になってしまうと思いましたし、
メンバーの決断を受け入れたことで、
メンバーや特定の誰か、私自身も含め、どこかへヘイトが向くような受け取られ方をするのは不本意で、
全員が同じ目的を持って最大限に各々がやるべきことを尽力した結果は、
それが活動終了という最後であろうと等しく尊重され、労われるべきだと思います。
メンバーが導き出した決断が彼女たちの人生にとって最良のものであると信じることが、私が彼女たちに最後にできることです。
眠れない夜も、泣きながら紡いだ音や言葉たちも、ステージ前のプレッシャーも、怒られたり怒ったり謝ったり謝られたり褒めたり褒められたり泣いたり笑ったりした日々は、私地震に、メンバーに、そして関わってくれた人一人一人にあるからです。
もちろん1ファンである、
あるいは通りすがりであるあなたにも。
けれど一部、自分の愛するコンテンツが失われる原因を探し、その原因を非難することで自身の心の平穏を保とうとする方もいらっしゃいます。
主にその非難の矛先は、自分の"推し"以外の誰かに向かうわけです。
¥1,000という金額は、
本当の意味で私が生み出したコンテンツに興味を持ち、
私自身の考えに価値を感じてくれる方がお支払いしてくれる金額だと思いました。
トラブルを楽しみたい人、運営を批判したい人、前回の記事を読んでいただいた方にはわかりやすく説明できたかと思いますが活動終了という事象に乗っかって決めつけ、そして批判をしたい人…
そうゆう人はこの金額は払わないだろうな…と思ったので、悪意のある切り取りや二次的な発信(そもそも有料コンテンツを切り取って発信すること、独自の解釈で広めること自体モラルがないとは思いますが)を防ぐことはできたと思います。
そしてもう一つ、
業界が抱える問題、そしてそれが起こる原因に対して、¥1,000という価値のある言語化ができたと思ったということも理由です。
¥1,000払ってよかったと思ってもらえる、エッジの効いた内容になっていたと思います。
前回のnoteに限らず、商品やライブイベントのチケット代などについても、金額設定次第で買い手となってくれる人を、販売する側が選定することができます。
イベントのチケット代について、
弊社で価格設定をする際、意図していることがあったので後述したいと思います。
ここから先は有料ですがイベント制作の裏側や、金額設定の意図についてお話ししています。
興味のある方はぜひ。
ご覧いただきありがとうございました。
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