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やめとけ、カメラマンは

いやー毎日走り回っております。
繁忙期の9月に突入しておりました事を最近気付いた私です。

カメラ悲鳴上げてるわ

って事で年末にクリーニング出そうか迷ってる次第です。
繁忙期と言ってもウェディングを多く撮っているカメラマンは9〜11月が繁忙期。
ってだけで全カメラマンがこの時期忙しいと言う訳ではないです。

良く聞かれます。
「カメラマンって凄い職業ですよねー」

全然凄くないですよ。むしろはみ出し者がなる仕事ですよ。

っていつも思います。
個人事業主で活動してたら余計思います。

・集団行動が出来ない
・自己承認欲求が高い
・ルーティンが嫌い
・毎日決まった時間に行動が嫌い

ともう、社会不適合っぷりが凄い(笑)

とまぁ自虐っぽく書いてはいますが本質な事は遠からずだと思ってます。

毎日撮影して
毎日色んな所に行って
色んな人と会って
結婚式と言う晴れやかな舞台で撮影

いやー凄い楽しそう!
カメラマンになりたい!!
って周りで言われてる方いたら止めて下さい(笑)

多分そのノリでやり始めたら1年で辞めます(笑)

結婚式の写真撮影って結構ハードワークです。

カメラマンの結婚式撮影タイムスケジュール
↓↓

・10時に結婚式スタートなら8時前には現地入り。
・機材チェックと当日の進行の流れをプランナーさんと確認

・撮影開始で式場の外観、受付け机の周りの飾り物、無人のチャペル、披露宴会場の飾り、お花や装花、指輪。と人では無く、ゲストが来る前はこんな状態だったよーって記録写真を撮っていく

・新郎新婦のお支度部屋へ挨拶に行き、支度部屋で撮影をする

・場所移動してチャペル等でも2人の写真を撮る

・両親と結婚式の進行リハーサルをする様子を撮る。本番ではあまり近づけ無いので2人に近づいて印象的な場面での寄りカットを多く撮る

・リハーサルが終わるとゲストの様子を撮りに行く

・挙式が始まり進行の流れをひとつも撮り漏らさず、何しているか分かる写真を創意工夫して撮る。もちろん参加しているゲストも。

・挙式が結び、ガーデンや別の場所でセレモニー(ブーケトスとか)がある場合はそちらに移動。

・セレモニーの様子を撮り、ブーケトスや全員集合写真等を撮る。

・親族だけひな壇や式場の指定の場所にて
親族集合 型物写真の撮影をする。
映る全員の人数を把握して、
カメラマンから見て
左側が新郎側親族
右側が新婦側親族
に半々になる様に案内し
顔の被りが絶対に起きない様に位置を調整
ドレス、タキシードの乱れ、手袋の持ち方、扇子の持ち方をチェックして撮影

・披露宴会場へ移動し会場でゲストがワイワイしてる様子を撮影

・新郎新婦入場〜から中座退場までの進行演出を撮り漏らすことなく、またゲストテーブルの様子や高砂でのゲストとの記念写真も撮影。料理も順番に撮影。

・中座退場後の披露宴会場では生い立ちムービーを流す新郎新婦が多いのでその見ているゲストと様子を撮影

・お色直しして再度披露宴会場に入場したらまた同じように進行の演出を撮り漏らす事なく全て撮影

・クライマックスの新婦からのお手紙や両家の謝辞撮影

・披露宴会場から出て両家両親と新郎新婦の準備が出来たら、ゲストをお見送りする様子の撮影

・全員のお見送りが終わったら新婦新婦2人の撮影

・終了

□結婚式場に来た時間08時前
□撮影が終わった時間14時過ぎ


ずーっとミスしたらダメ。
新郎新婦と喋って2人の緊張を和らげる。
進行の邪魔はしたらダメ。
トイレや水分補給は全然出来ない。

カメラマン業界でカメラマンが
絶対にしたくない撮影が
「結婚式撮影」 なんです。

理由は単純
・暗くなったり明るくなったりいきなりする
・撮影ミス出来ない
・暗い場面で歩き回ってる人を撮るのは難しい
・要望が多い
・撮ると喋ると考えるを同時進行
・タイムスケジュールがタイト過ぎる

そして1番の理由は
「撮影の難易度と報酬金額が全く合わない」
これに尽きます。
メイクさんも同様で
「技術力が高く求められる割に金額が低い」
です。
お客さんが式場へ支払ってる額は数十万ですが
カメラマンの手元に入るギャランティって
1〜3万位なんですよ、ヤバいでしょ?
そりゃ、腕利きカメラマン来る確率低いですよ

私はお客さんから直接結婚式の撮影を依頼頂いたら
11万(税込)でご案内してます♪

従業員の時は撮影1件の報酬金額なんて
気にしてる様で気にして無かったですが

自分が経営するとなったら訳が違います。

そして分かる様になって来ます。
「従業員の時より自由なくない??」

いくらであろうが必死で撮影するし
そして各方面に摩擦が起きない様に行動する。
式場は色んな考えの人が集まる場所です。
式場運営の考える正義
メイクさんの考える正義
フラワーさんの考える正義
聖歌隊さんの考える正義
司会者さんの考える正義

全員が一致団結して同じ方向を向いている
式場は強いですし、クリエイターも
当然頑張ります。

そしてそこに求めるハードルが高ければ高いほどあなたを認めています。と言う意味で支払われるのが対価でありギャランティです。
けど中々そうは上手く行かない。

式場や撮影会社から来る下請け業務では

ギャラ安いけど要望は全て聞いてね?

と言われるのが普通ですし、当たり前です。
(※もちろん良い式場も撮影会社もあります)

嫌じゃボケェええーー!!!

って言いたい所ですが
世間では私の事なんて誰も知らないし
有名でも無いし私を使うメリットって
別に無いんです。

けど仕事させて貰えてるんです。
毎日誰かの幸せの時間に
ご一緒させて貰ってるんです。

もちろん、撮影でミスったり、
ヘマしたり、怒られたりと過去にさ
沢山経験しましたし
今もゼロかと言えばミスもして凹む時も
沢山あります。

けど、私の考えは

「ギャランティや対応に文句言うなら自分でしてみろ」

なんです。なので悪いのは全て自分なんです。

下請けや孫請けで結婚式場の撮影に入るのが嫌なら
お客様から直接私に「結婚式撮影して下さい」
と言う注文が殺到する様になれば良い。

周りの事を悪く言って行動せず
周囲にその情報吹聴する人は
「自分で変える努力を何一つしてない人です」

って自分で自分の事を
ダメ人間なんですよー私って
言ってると思って絶対その人とは
仕事は一緒にしないです。

仲良くなる位なら良いですが
仕事は絶対一緒にしないです。

あ、これはあくまでビジネスパートナーを見極めると言った場合の意味でお互い個人事業主の場合の時です。
お客さんがどれだけ職場や周りの事愚痴ってても何とも思わないし別に嫌でも無い(笑)

カメラマンの行き着く先は結構な確率で
独立して個人事業主です。

幸せにしたくて撮影してるのに
自分が全然幸せじゃ無い。
と言ったカメラマンはごまんといて
やはり写真にその想いは多少出ます。

私は今どうだろ?
って考えたら
かなり忙しくてバタバタしているが
毎日が充実して幸せです。

そして写真にも"それ"は出ています。

開業した今年は
・生活出来る様に仕事を取る
が目標でした。

来年は
・やらない事を明確に決めてお客さんからの直接注文数を圧倒的に増やす。

です。

個人でやってるカメラマンの年収って
マジで200〜400万の方が多いんですよ。

え?普通に企業に就職してる人の方が年収多くない?って思われたと思いますが、間違いなくそうです。
月の売り上げ1万って言ってたカメラマンも知ってます。

長くなりましたが
何が言いたいかと言うと

人を幸せにしたいなら
まず自分が幸せであれ

そして自分が幸せになりたければ
人に幸せを渡せれる人であれ。

という事です。
自分の事業で
成功しようと考えてるならば

色んな人に幸せを与えた人が成功する。

と私は本気で思っているので
撮影と言う手段を
使って色んなお客さんの幸せを残す人
であろうと思ってます。

だからカメラマンになりたい!と言う人が居れば
そっと私のブログ記事を見せて上げて下さい(笑)
そして、やめとき、って言ってあげて下さい(笑)

いやー
ここまで長文久しぶりに書きました、
長々と書きましたが最後まで読んでくださりありがとうございます♪
さて編集作業再開しますか♪

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