Dr.STONE2次創作「宝島での一瞬の頭脳戦」

マンガDr.STONEの2次創作小説です。
単行本16巻の宝島全体を石化光線が
包む時の千空の一瞬の思考。

アレがもし安井メロン改だったら。
安井メロン改が千空の立場だったらどうなるか。

ネタバレを含みます。読んだ事のある人向け。
緊迫した場面ですが一瞬の思考なので短めの
2次創作小説です。

それでは、どうぞ。

千空（石化光線…！！逃げても間に合わねえ！！
どうする…！？）

龍水「全員等間隔で並べ！！！」

クロム「光線に手を伸ばして石化始まったら
後ろの手を上げるんだ！！」
（そうすりゃ絶対に千空ならわかる！！
光線が来るタイミングが……！！）

千空（テメーら…！！）

石化光線が前方から迫る。
仲間たちが次々と石化されていく。
後ろの手を上げながらーー

千空（…集中しろ！石化光線はずっと
同じ速度で広がる　あと3秒後にオレの前
まで来る　石化復活液自体は石化しないから
オレが石化した後　体にかかれば良い
つまりギリギリのタイミングでビンを
真上に投げる！！だが運動オンチな俺だ
かかるかどうか怪しい　2メートルの高さ
まで投げて…）

千空がギリギリで復活液のビンを
上に投げた。そしてーー

千空（あとはかかりやすいように身体を
広げる！ビンの向きは回転しててわからん
どこかにかかってくれれば良い　頼む！！）

回転するビンから復活液がこぼれて
石化した直後の千空の左手にかかる！

千空（よォし右足はまだ動く！！
今のうちに…！！）

右足を曲げて復活液の残るビンを
石化が解けた左手で拾い、
ビンの中身を頭にかける！！
すると頭から全身へと石化が解除される！！

千空（…やった…！！勝っ…）

千空の目の前には石化してしまった仲間たち。
千空だけのために手を上げ合図してくれた…

千空「…ありがとうな…！！」

手を上げて去っていく千空。
もう島全体の住民と仲間たちが石化された中、
イバラとの決戦に向かうーー。

　　Fin