緊急事態宣言は延長すべきか?コロナカレンダーで分析する

3/7まで延長の方向で調整と報道

緊急事態宣言を延長する方向で現在、政府内で調整がなされているようです。これに対して様々な意見がありますが、果たして科学的にはどうなのでしょうか?コロナカレンダーを使って分析してみることにします。

コロナカレンダーとは

コロナの感染者数は、曜日によって多い少ないという傾向があります。日曜日が休診の病院が多いため、月曜日に報告される感染者数が少ないことや、週の後半になると週明けからの体調悪化に耐えられなくなり、病院を受診する人が増え、結果的に報告される感染者も増えるという傾向があるためです。

そのため、感染状況を把握するためには日々の感染者数の増減よりも、前の週と比べてどうなったかを調べる方がよいと言われています。これをビジュアルに表したものがコロナカレンダーです。

表の見方

日々の感染者数をカレンダー形式で並べてあります。前の週に比べて感染者が増加した場合は赤字で、減少した場合は黒字で表記しています。データソースはNHKの新型コロナウイルス特設サイトです。

一都三県・京阪神・福岡は延長すべき

下の表は、一都三県と京阪神、及び福岡県の8都府県のコロナカレンダーです。たしかに、ここのところ感染者数は明らかに下落トレンドです。

しかし、緊急事態宣言の検討が始まった1/2の週の数字を下回ったところは神奈川県しかありません。しかもその神奈川県は感染者数の増大による医療逼迫から、検査数を抑制するということをしていました。実際の感染者数はもっと多いものと推測されます。

感染者数は東京が大きく減っており、ピークの週の半分近くまで下がっています。残りの府県はピーク時の6~7割まで下がっていますが、東京ほど下がってはいません。

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愛知・岐阜・栃木は緊急事態宣言の解除を

愛知県・岐阜県・栃木県の3県は、いずれも週の感染者数が緊急事態宣言の検討が始まった1/2の週よりも減ってきており、感染の縮小傾向が明らかです。

医療機関の逼迫を考えなければなりませんが、感染縮小傾向にあるということは医療機関も順次空いてきているものと思われますので、この3県に対しては、当面の医療機関の逼迫がない、と予想されるのであれば、緊急事態宣言を解除してもよいのではないかと思います。

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沖縄県には緊急事態宣言を出すべき状況

沖縄県のコロナカレンダーを見ると、感染拡大の勢いが止まらず、1/30の週になってピークをつけたか、あるいは今後一段の感染拡大もありうる状況です。離島であり、医療資源が逼迫した際に患者を他の地域に運ぶことも難しいことを考えると、緊急事態宣言によって一度経済を止めるべきフェーズにきていると思います。

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無料経営相談会の告知

今回の緊急事態宣言を受け、株式会社イチコンでは、土日経営相談会を無料で開催いたします。完全予約制で、予約は先着順です。

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日程:2/6、2/7

時間:午前1組、午後1組限定。1~2時間程度

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予約方法:contact@1con.jpに会社名と希望日時を記載してメールをお送りください。速やかに返信いたします。

弊社には代表だけでなく、70名以上の中小企業診断士が登録しており、それぞれが専門分野を持って中小企業支援にあたっております。中小企業に必ず支援を届けることを目標に頑張っております。お気軽にご相談ください。

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