コロナの感染者数をコロナカレンダーで見てみよう

2021.1.9更新版はこちら

コロナカレンダーとは

みなさん、「コロナカレンダー」ってご存知でしょうか?コロナカレンダーとは、コロナの感染者数をカレンダーに表示したものです。

なぜコロナカレンダーが必要なの?

保健所や病院は、コロナウイルスに感染しているかどうかを調べるPCR検査というものを毎日実施しています。

しかし、病院によっては日曜日はそもそも検査を行っていなかったり、報告のタイミングで集計が翌日になったりするので、毎日の感染者数の推移を追いかけるだけでは意味がない、と言われています。小池百合子東京都知事が、「月曜日は感染者数の報告が少ない」と発言したこともあります。

そこで、毎日報告される感染者数をカレンダー上に表示して、前週と比べてどうなっているのか、を見てコロナの感染スピードを追いかけよう、という趣旨で作られたのがコロナカレンダーです。

東京都のコロナカレンダー(4月16日速報分まで反映)

スライド1

東洋経済の特設ページのデータを加工して作りました。3月28日から集計対象が患者数から感染者数に変わっているので、3月28日近辺の数字は少しおかしいです。4月8日に非常事態宣言が発出されていますので、色を変えています。

これを見て分かるのは、日によって変動はあっても、やっぱり感染はどんどん拡大していたんだなということです。週末に多いのは平日我慢して週末に受診した人が多いということなんでしょうか?

注目すべきは4月15日以降

この表で注目してほしいのは、4月15日以降の数字です。一本調子で増えていっていた感染者数が、4月15日を境に前の週を下回り始めているということです。コロナの潜伏期間は平均7日と言われていますので、非常事態宣言を出した後、感染者する人が少なくなってきていることを示唆しています。

大阪でも感染者が減少に転じる

大阪のコロナカレンダーも見てみましょう。

スライド2

こちらも同じく東洋経済の特設ページのデータを加工しています。

大阪も東京に遅れること1日、4月16日には前の週に比べて感染者数が減りました。非常事態宣言によって人出が減り、新たに感染する人が少なくなっている可能性があります。

まだデータが少ない。油断は禁物

コロナカレンダーを使うと日ごとの検査数の影響を受けることなく、感染拡大のトレンドを知ることが出来るということが分かりました。また、非常事態宣言の後、感染者数が減少に転じている可能性があることが分かりました。

しかし、東京はまだ2日、大阪はたった1日の数字です。今後この数字がどうなるか分かりません。引き続き外出自粛に取り組み、感染拡大を防ぎましょう。

本日、47都道府県全てに非常事態宣言が出されました。もしも非常事態宣言による外出減がコロナの拡大を防ぐならば、今後全国的に感染が終息してくることになるでしょう。コロナで亡くなる方が1人でも減りますように。

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