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東京は医療崩壊不可避か?コロナ感染者数予測7/25版

非常に危険な状態にある東京の感染状況

前回、予測より現実の方がひどかった東京の感染者数の増え方ですが、今回も再検証したところ、修正した予想よりもさらにひどい感染拡大が続いており、怒り心頭です。東京都民は出会う人全員とキスでもしているのでしょうか?

今後の予想をしたところ、医療崩壊不可避の予測

前回とは少し前提条件を変えています。現在は軽症者が8割で病床はほとんど圧迫しない、という説を考慮して計算しましたが、実際には前回から感染者数が累計で2,700人増加し、病床は1,200床圧迫されました。退院する人の数を考えても、かなりの数の人が軽症でも入院していることが分かります。

現在の病床使用数は2,439床ですが、感染者数が27人増えるごとに、12床病床使用数が増える、という前提で再計算しました。その他の前提条件は前回と同じです。

前提条件

・感染者数は今のペースで指数関数的に増え続ける。起点は5/25(前回の緊急事態宣言解除日)とする

・27人の感染者が出るたびに、病床使用数が12増える

・東京の病床数は4,800とし、そのうち2,439が7/25時点で埋まっているものとする(stopcovid19.jpのデータを今確認したらそうなっていました)

・過去の感染者数のデータは東洋経済のデータを用いる

・緊急事態宣言は病床が埋まる2週間前に出されるものとする

試算結果―手遅れ

スライド1

赤線が実際の東京の感染者数、黒線が近似曲線による感染者数の予測、グレー線が前回予測、点線が病床使用数の予測です。

今のままだと、8月3日に病床使用数が4,800を超え、医療崩壊を起こします。これを食い止めるためには2週間前の7月20日に緊急事態宣言を発出する必要がありましたが、この記事を書いているのが7/25のため、既に東京は手遅れの状況です。

今から出来ることは?

病床数を増やせば、医療崩壊を遅らせることが出来ます。2倍の9,600床を確保できれば、8/14まで医療崩壊をとどめることができ、7月末に緊急事態宣言をすれば間に合います。

また、ホテルなどを病床として利用し入院患者数を大きく減らせれば、さらなる余裕が生まれます。

連休中の外出自粛要請が出ている今の東京ですが、3月終わりごろにも外出自粛要請が出ていたのを覚えていますか?あれから緊急事態宣言まですぐでした。今のうちに保存食やトイレットペーパーなどを購入しておくことをお勧めします。

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