2.4リッターエンジンは悪なのか?

4月5日に、トヨタとスバルからGR86とBRZが発表されました。

海外では先行でBRZを発表されてましたが、国内向けの発表は初。さらに、トヨタはワールドプレミアとしてGRブランドで86の発表。

現行の86(初期型)に乗ってる身からすると、エンジンの排気量拡大に伴い実用域でのトルクアップは羨ましいかぎり。

日本人だからなのか、5ナンバー枠である排気量2000ccと車幅の1700mmを超える車両は、なぜか毛嫌いしてしまうのは、某漫画の影響なのか?

正直、86の発表時には1775mmの全幅に幻滅をし、いざ所有しても駐車場や狭い路地なので大きさを意識してしまう事は多かったです。

しかし、普通に走る分には気にもならず、それよりは後方視界の狭さと言うか、ミラーや目視だけの後退駐車の難しさに困惑してしまうものですが、デザインで許される部分かもしれません。

そして、排気量は500ccごとに税率が上がりますので、この頃のトレンドであるダウンサイジングターボエンジンは、経済的にも嬉しいものです。

ただ、NAならではの心地よさは捨てがたい。

今回のGR86&BRZも、普段の足として使ってるユーザーからすると、痒い所に手が届くような、それでいて熟成して一つ上の心地よさを手に入れるためのモデルチェンジを選んだ結果でしょう。

街中での2000回転前後や、高速道路でハイギヤでの追い越し加速、登坂路でアクセル一定なのに速度が落ち込んでいく時など、やはり車格的なトルクが欲しくて、改造するまででもないが、ちょっとしたお手軽なパーツで快適性が向上しないか、ネットを検索してしまう部分が+400ccの価値だと想像してしまいます。

まだ、現行の86&BRZに乗った事ない人、所有した事のない人からすると、格上になったようなモデルチェンジは、結構ネガティブな印象をもってしまうかもしれません。

自分自身も、86を所有してなかったら「ふ〜ん」って済ませてしまうような発表です。

ただ、軽自動車や1500ccのコンパクトカーしか所有してこなかった人でも、スポーツカー?って思ってしまう加速感で、やはり見た目なりのパンチ力は街中の加速でも欲しいところ。

このあたりは、日常の足としても使えるコンフォート性からくる不満点になるかもしれませんが、一生懸命マニュアル操作をしたフル加速よりも、ただアクセルを踏むだけで法定速度を超えてしまうクラウンとを比べてしまった事も一因かもしれません。

発売は今年の夏から秋と、まだ一般の人が乗れる状況になるのは先の話ですが、いち早く試乗したいと思ってしまうものです。

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