アイシールド21 ①ページ

~あらすじ~

この物語は2人の学生がひょんな事からアメフト部に入部し、そこで出会った仲間達と共に

クリスマスボウルを目指すというお話である。

      ー翌朝、登校初日ー

        6月1日(木)

花美:行ってきまーす!

姉・皐:行ってらっしゃーーい!気をつけてねーー!

花美:おーーーう!

           タッタッタッタッ…

姉・皐:全く少しは女の子らしさがあっても良いんじゃないかしら…😞💨💨

           タッタッタッタッ…

花美:ヤッベーーー!遅刻だ遅刻!間に合えーーーー!

???:うわぁぁぁぁぁぁーーーーーー!

花美:ん?

      ドドドドドドドドッ…

???:ちっ…ちっ…遅刻だーーーーー!

花美:げっ!!

       ドドドドドドドドッ…

           ドカッ

           ドサッ

花美:あだっ!

          ドサッ

???:いてっ!つつつ…あっ!ごっごめん!大丈夫?

花美:なっ何とか…

                パン
                       パンッ

???:急いでたもんだからよく見えなくて…

花美:まぁ気持ちはわかるな

???:やっべーー!遅刻だ!それじゃっ!

花美:おう

      ダァッ

???:遅刻!遅刻ーーーー! 

       ビューーーーーーッ

花美:忙しいやっちゃなぁ…💧💧おっと!ウチも急がねぇと!

    タッタッタッタッ

     ー泥門高校学校校門前ー

                   ワイ    ガヤ
                          ワイ    ガヤ…

          (チャイム)    

             ガラガラ~

花美:ゼェーー…ゼェーー…まっ間に合った…

女子生徒A:朝から凄い顔だね?花美

男子生徒A:何だ?また二度寝か?

花美:ほっとけ

女子生徒B:おはよう花美!

花美:おはようさん

女子生徒:今日もギリギリセーフやね?

花美:何とかな

                 (時計の音)

               ワイ     ワイ
                         ガヤ  ガヤ

                         ポスッ

花美:ん?(手紙…一体誰が…ん?)

       (手を振る男子生徒)

花美:(またアイツか…どうせまた同じ事だろう)

                カサ  カサ
                  カサ  カサ

  『好きだ。付き合ってくれ』

花美:{やっぱし…こんな事誰かに知られたら大騒ぎになる、そういう事はなるべく避けたいし答えは…}

     カキ  カキ
       カキ
花美:ん?

    キョロ   キョロ
       キョロ    

花美:気のせいか…さて

         ポイッ

      ポスッ  
    
          カサ  カサ

            カサ  カサ

    『NO!興味ない!』

        ガーーーーン

男児生徒C:そんな…そんな!何で何で!何でぇーーーーーー!

男子生徒A:ん?どうした?

男子生徒B:どうした?何かあったのか?

花美:当たり前だろう!毎回毎回同じ事の繰り返しで告白されたなんて知られたら…

     (スピーカー)

花美の声:生きて行けねぇよ。ウチの理想の男は別にいるはずだ あんな奴じゃない

???:ヒィーへッヘッへッ!また1人の弱みGET!

花美:うっ!何か知らんが凄い悪寒が…

男子生徒C:紅月花美…

花美:ん?

男子生徒C:どうしていつもいつも俺の告白を受け入れてくれないんだ?

花美:理由は3つある。1つはその性格

男子生徒C:せっ性格!?

花美:2つは女ったらし

男子生徒C:女ったらし!?

花美:そして3つ目は…

男子生徒C:みっ3つ目は?

花美:しつこい!うざい!ストーカーだから!

男子生徒C:グサッ!3つじゃなく5つじゃん!酷い…

花美:以上がウチの断る理由である。だから諦めて他の人をあたるんだな(と言ってもウチだけか)

男子生徒C:どうしても…断るというんだな?

花美:あぁ

男子生徒B:何だ?告白されてるのか?花美

花美:まさか。勝手に被害妄想されて迷惑してたとこ

男子生徒B:何だよ、告白されてねぇのか、告白だったら面白れぇのに

    コツ  コツ

      コツ  コツ…

花美:ん?アイツは…ちょっと腹ごしらえしてくるかな?良いか?2度とウチに近づくなよ?

男子生徒C:あっ!ちょっと!

男子生徒B:諦めろ。アイツは世界一恋しねぇ女なんだからよ

花美:おーーーーい!

???:ん?あっ!お前朝の…

花美:何だ ここの生徒だったのか?偶然だな

???:今朝は本当に悪かったよ いきなりぶつかって

花美:別に気にしてねぇよ。お互い急いでたし

???:俺 工藤真

花美:ウチは紅月花美。よろしくな真

真:よろしく花美

花美:これから飯食いに行くけどお前もどうだ?どうせ今日は午前中で終わりだし

真:俺も丁度行く所だったんだ。一緒に行こうぜ

花美:おう!

     ー販売所ー

花美:さぁーーて何にしよっかなぁ~!おばちゃん、焼きそばパン3つとメロンパン2つと肉まん2つとピザまん3つね!

おばちゃん:あいよ~!

真:そんなに買って食えるのか?

花美:あぁ 昼寝の後とかにな

真:昼寝って…どこでやるんだよ

花美:グラウンドの芝生

真:あそこで!?

花美:そんなに驚くか?

真:だってょ…あそこには…

  キョロ   キョロ

                  キョロ

真:{蛭魔妖一っていうおっかねぇ先輩が部活をしているって言うじゃねぇか}

花美:あぁ じゃああのアメフト部は蛭魔がやってたのか!

    ビクッ

一同:!!

真:おまっ!{声がでけぇよ。その人の事あんまり知らねぇだろうお前}

花美:いいや知ってるよ。部員を集める事に関してはあの手この手を使って無理矢理にでも入部させる悪魔だって。入学してしばらく経った時聞いた

真:そこまで分かってるならあんまし目立つ行動は取らない方がいいぞ。何されるか分かったもんじゃない

花美:なるべく注意するって

女子生徒E:{見て!紅月花美よ。男子と一緒に歩いてる}

男子生徒E:{とうとう彼氏が出来たか?}

女子生徒F:{あの紅月花美に彼氏?嘘でしょ?}

男子生徒F:{世界一恋しない女No,1って知られてるのにありえねぇだろう}

        ヒソ  ヒソ

     ヒソ  ヒソ

真:おっおい…何か知らねぇが周りの奴らこっち見てねぇか?

花美:気にすんな

真:けどよ…

女子生徒G:{ねぇ?あの話知ってる?}

女子生徒H:{何々?}

女子生徒G:{昔あの子蛭魔先輩に告ったらしいよ}

女子生徒H:{えーー!マジ!それでどうなったの?}

女子生徒G:{あっさりフラれたんだって!あれが初恋だったらしいよ}

女子生徒H:{えーーー!可哀想}

真:おい…

花美:あーーーー!蛭魔妖一だ!

真:えっ!どっどこだ!

一同:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

   ダダダダダダダダダダ…ッ

         しーーーーーーん

花美:自分らだって怖ぇクセに自業自得だ

   ーグラウンドー

真:さっきの話…

花美:ウチが奴に告白したって話だろう?あんな話はガセネタさ

真:ガセネタ…

花美:勝手に噂を流してるのさ あぁやって

       ビリッ

真:じゃあ世界一恋しない女No,1ってのも?

花美:それは本当

真:何で?

花美:ゲームの中だけで恋が出来ればそれで良いんだ

真:それで満足なのか?

花美:あぁ

     ガツ   ガツ

       ガツ   ガツ

真:おかしな奴だな

花美:おっ!

真:どうした?

花美:あれ!あそこにいる部員!

真:部活中みたいだな

花美:あれ全員アメフト部だよ

真:えっ!って事は!

      ゴソ  ゴソ

        ゴソ  ゴソ

花美:そう!蛭魔妖一がいる

真:えーーーー!ヤベェんじゃねぇのか!?ここにいたら

花美:動くと余計に見つかるぞ

真:おっと!

花美:ホレッ

      ポイッ

         パシッ

真:ん?

花美:それ使え

真:双眼鏡?何でこんな物を?

花美:ちょっとした人間観察

真:ストーカーみたいな事して楽しいか?

花美:ちょっとした観察だから問題ねぇよ

真:問題大アリだろ💧💧こんなの

花美:大丈夫大丈夫!

真:先輩に怒られねぇのか?

花美:大丈夫だよ。多分

        ガクッ

真:何だよそれ💧💧ちなみにアメフトの知識は?

花美:全くもってゼロ

真:やっぱりなぁ💧💧

花美:見てるだけだから問題ねぇよ

真:本当かよ💧💧心配だなぁ

花美:おっ!跳ぶぞ

真:えっ!誰が?

花美:鼻に絆創膏付けてる奴

真:どれ?

花美:あれだあれ!

真:あぁ アイツか!

     ピヨォーーーーンッ

花美:おーーーーー!

真:スゲェー!ジャンプ力!

        ガシッ

花美・真:取った!

花美:ナイスキャッチ!

真:さすがだなぁ

    ヒュン   ヒュン

       ヒュン   ヒュン

        ポスッ

真:ん?何だ?

花美:どうした?

真:何か落ちてきて…骨?何でこんな物が…

花美:骨…まさかっ!

真:ん?どうした?花美

ケルベロス:グルルルルル…

花美:けっケルベロス…

真:ケルベロス?あの犬の名前か?

花美:お前今すぐ逃げろ!

ケルベロス:グルルルル…

真:犬…骨…あっ!嫌な予感…

花美:こんな事をするのはただ1人…

???:ヒィヘッヘッヘッヘッヘッ!

花美:(やっぱりお前かヒルマーーーーーーーー!)

ケルベロス:グオォォォォォーーーーーッ!

真:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

    ダダダダダダダダダダダ…

???:ん?あれは…?

真:うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!誰か助けてーーー!

???:何だ?

???:誰かがケルベロスに追いかけられてる!

???:あわわわわわわ!💦大丈夫かなぁ…

???:何とかした方が…

???:放っとけ

花美:真ーーーー!奴はその骨が目当てだ!そいつを投げろ!

???:あそこにも誰かいる

真:うわぁぁぁぁぁぁぁ!これか!?これが目当てだったのか!向こうに行け!

        ブンッ

     ヒューーーーーッ

ケルベロス:グワァー----ッ

真:フゥーーッ助かったぁ…

花美:危ない!ボールがっ!

真:えっ!

???:危ないっ!

       ガシッ

一同:!

真:危な!

花美:前!前!前に人がっ!

???:…

花美:ヒルマ!

真:嘘…(ぶつかったら殺される)

       ブォ…ン

ヒルマ:!

真:(間に合え!)

                (スローモーション)

      クルリッ

   サッ(スローモーション終了)

    ズサァーーーーッ

花美:フゥーーーー…危なかった

真:あっ危なかったぁ…

???:大丈夫?

真:なっ何とか…

???:しっかしスゲェかわし方だったよなぁ

???:うん。ビックリだよ

???:ケガしてない?

真:あっハイ…ありがとうございます

花美:真ーーーーー!

   タッタッタッタッタッタッタッ…

真:花美

花美:大丈夫か?

真:対した事はない

花美:良かった…なんかすいません練習中

???:いきなりでビックリだったけど大丈夫よ。私は…

花美:姉崎まもり先輩ですよね

まもり:えっ!どうして名前を?

花美:知らない人はいませんよ。有名ですから特に男子の間では

まもり:あら そうなの

花美:ちなみに君は小早川瀬那だよね。ウチらと同じ一年生

セナ:どうして僕の名を?

花美:知ってるも何も同じクラスだし

セナ:そうだったのか

???:お前同じクラスなのに気付かないってひでぇな

セナ:ごめんなさい

花美:しょうがないよ ウチもあんまし見かけないし

???:じゃあ俺は?

真:雷門太郎 レシバーで元野球部所属

雷門:うおーーーー!スッゲーーーーー!

真:ちなみにバナナ好きでサルと呼ばれてるらしいけど

雷門:ウキーーーー!猿じゃねぇって!

セナ:そんな風に声を上げているからだよ💧💧

真:やっぱり猿だ

雷門:だから違げぇって!

真:わっ悪いつい…💧💧

セナ:アハハハハハハ💧💧

花美:そして二年生の栗田良寛先輩

栗田:えぇっ!僕の事も分かるの?

花美:えぇ。ちなみに…

真:センターの役割り

花美:詳しいな お前

真:じっ実は俺も人間観察が得意というか何というか…

花美:マジかよ!

栗田:凄いね!二人共

花美:ウチはずっとあそこで見てたから

真:俺は元々…

ヒルマ:工藤真 16歳 8月26日生まれの乙女座で血液型B型

真:えっ!何で俺の事を…

花美:…💧💧たった1人しか考えられない

ヒルマ:ヒィヘッヘッヘッヘッへッヘッ!お前の事は全て知っている

真:ヒッヒルマ先輩💧💧

セナ・モン太:(またこの人は…)💧💧

ヒルマ:工藤真君。君の両親は確か…スポーツマンだよなぁ

真:!

一同:えぇっ!

真:たっ確かにスポーツ全面入ってます…アメフトも

一同:アメフト!

真:てか何で知っているの!その手帳は何だよ!

花美:あれは通称『悪魔の手帳』と呼ばれていてどこで知ったかは不明だが全ての生徒のあらゆる事が書かれている超最悪な手帳だよ

真:へぇ~!って関心している場合じゃない

ヒルマ:でもこの情報は知られてはまずいんじゃないかなぁ~?

真:うっ!

花美:最も最悪な事が起きる

一同:確かに

真:ヒルマ先輩?まさかそれをネタにしてアメフト部へ入部しろ~なんて考えてます?

ヒルマ:何の事かなぁ~…さっぱりだ

真:(絶対考えてるこの人💧💧)まっまぁ それがバレても問題ないっスよ~!断ればいいだけだし

一同:(確かに)

ヒルマ:ほぉ~…確か嫌いな物や場所とかは絵…

真:待てーーーーー!それだけは駄目だーーー!入る!入りますから!言わないでーーー!

ヒルマ:入部者GET!

        ガクッ

真:くぅ~…負けた💧💧

一同:(悪魔だ…)

ヒルマ:ヒィヘッヘッヘッヘッ

花美:恐ろしいやり方…

真:くぅ…

花美:これが奴のやり方だ。諦めろ

真:うぅ…

まも姉:もう!ヒルマ君はっ!

ヒルマ:そしてもう1人。紅月花美

花美:うっ!今度はウチか…言っとくがウチは入部する気は…

ヒルマ:クラスの中では世界一恋しない女と呼ばれている

花美:うっ!まっまぁね

サッ(ヘッドホンをかけて)

  カチッ(スイッチを押すヒルマ)

花美:!こっこれをどこで…

ヒルマ:ヒィヘッヘッヘッヘッヘッヘッ さぁーて何でだろうねぇ~!

花美:まだだ…まだ終わらねぇ!

サッ

       ガシャンッ

花美:ハァ…ハァ…ハァ…

ヒルマ:じゃあこれは?

     スッ(ラブレターを差し出す)

花美:うっ!何で…何でそれを…

ヒルマ:これは確か同じクラスの…

花美:…

     パシッ

    ビリビリビリビリビリッ

        ポイッ

花美:終了!

一同:凄い粘り!

      サッ

ヒルマ:まだまだあるぜぇ~?

    バラバラバラバラバラ

    バラバラバラバラバラ

花美:…

                         バッ

     ビリ ビリ ビリ

       ビリ ビリ ビリ

花美:ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…

ヒルマ:ヒィヘッヘッヘッヘッヘッヘッヘッ!止めだ!

      スッ(最後の切り札)

花美:!そっそれ…

         パシッ

花美:これ一枚だけか?

ヒルマ:記念だろ?どうする?あの噂を本当にしても良いんだぜ?

花美:…入部…します…(まさかここで出るなんて…)

ヒルマ:YA----ーHA----ー!2人めGET!

花美:(あの時の写真…もう忘れたいのに何で取っておくんだよ)ハァーーーー…

        ポンッ

真:ドンマイ

花美:!

        サッ

まも姉:大丈夫?二人共

花美・真:えぇ…大丈夫です l l l💧💧アハハハハハ…ハァーーー…

栗田:これからよろしくねぇ!

真:ハッハイ!よろしくお願いしゃす!

モン太:よろしくな!

セナ:よろしく

花美:よろしく…

セナ:大丈夫?

花美:何とか…噂には聞いてたけどこれ程とはな…

まも姉:大変かもしれないけど頑張ろうね?

花美:ハイ…ハァーーー…(覚えてろよ?ヒルマ…この恨みいつか晴らしてやるからなぁ…)

               ゴォォォォォォォ…

セナ:なっ何か燃えてるけど💧💧

まも姉:{しばらくはヒルマ君に近づかせない方が良いわね}

セナ:うん… l l l💧💧

    グギュルルルル~…

セナ・まも姉:ん?

花美:うっ…腹減ったぁ~…

        ガクッ

まも姉:だっ大丈夫?

花美:奴へのストレスのせいで腹が…

真:さっき買ったパンがあるだろ?

花美:そうだった!いっただきまーす!あーー…

      サッ(取られて)

      ガチッ(食べ損ねる)

花美:あれ?

ヒルマ:YAーーーーHAーーーー!コイツは頂いていくぜ!

     タッタッタッタッタッタッタッ

花美:あーーーーー!あの野郎!

セナ:いつの間に?

モン太:それより凄い怒りだな

栗田:どどどどどっどうしよう~!💦

花美:許さん…絶対に許さねぇからなぁ!ヒルマーーー!

真:蛭魔先輩の事は敵意剥き出しなんだな

ヒルマ:返して欲しかったら取り返してみろよ!

花美:上等!

まも姉:花美ちゃん。ヒルマ君の事は無視して良いのよ?いつもあんな調子なんだからヒルマ君も彼女をからかうのはやめなさい。それ返してあげなさいよ!

花美:まもり先輩…

まも姉:パンなら私がいくらでも買ってあげるわ

花美:いえ遠慮しておきます

まも姉:どうして?奢られるのが気に障るなら私は気にしてないわよ?

花美:そういう事じゃなく…

まも姉:じゃあどうして?

花美:せっかく買ったパンが無駄になるのが嫌なんです

まも姉:えっ?

一同:えっ?

花美:だから早く食べないと…もったいない。ヒルマ!早くそのパンを返してもらうぞ

        ダァッ

まも姉:あぁ!ちょっと!

    ダダダダダダダダダダ…

モン太:早ぇーーー!何だあの走り

セナ:凄い足の速さだ

      ダダダダダダダダ…

ヒルマ:流石だな 紅月花美。だが甘いぞ!

花美:さっさとパンを返しやがれぇ!ヒルマーーーーー!

    ブンッ

     ヒュン   ヒュン

    ヒュン   ヒュン…

モン太:デケェーーーー!何だあのハンマーは!

まも姉:凄い怪力…

  ヒュン   ヒュン

     ヒュン   ヒュン…

ヒルマ:ちっ!

        カシャッ

     バババババババババ…

  ピュン   ピュン

     ピュン   ピュン…

      ヒュ~~…

      ドカーーーーンッ

       ブワァ~~~…

        ドサッ

花美:あ~~~…あんにゃろうのせいで…体力が…

      スタ  スタ  スタ

       スタ  スタ

ヒルマ:…

花美:ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ちくしょう!

ヒルマ:ほらよ

         ドサッ

花美:ん?

ヒルマ:お前の走り見せてもらった

花美:お前も馬鹿にするんだろう?人間じゃないって

ヒルマ:俺らの上にはもっと化け物がいる。お前の走り以上のな

花美:…

ヒルマ:だからお前の走りは化け物じゃねぇから安心しろ

花美:役割り?

ヒルマ:まずはクソ黒人

真:こっ黒人!?(日焼けしてるからか?)

ヒルマ:お前はフルバックだ

真:フルバックですか?それってどういう…

栗田:フルバックは敵にめがけて走り続ける役目だからかなり重役だよ?アイシールド21君と同じ

真:アイシールド21?って誰なんです?

栗田:それは僕らの秘密兵器だからまだ教えられないんだ。ゴメンね

真:ふぅ~ん。まぁ別に良いっすよ

ヒルマ:そしてクソマネ2号だ

花美:2号!?ってかクソマネって…💧💧

ヒルマ:クソマネはアイツだ

花美:まもり先輩が…それでウチが2号って訳か💧💧

ヒルマ:決定だな

花美:でもマネージャーの仕事なんて…

ヒルマ:敵チームの様子や部員の体調管理を見てればいい。大体の仕事はアイツにやらせる

花美:それじゃあ不公平だよ。ウチも福マネなら少しはまもり先輩の負担を…

ヒルマ:機械音痴のくせにか?

花美:うっ!何故それを

ヒルマ:ちなみに…小・中の時のテストの点数と成績は国語と体育以外全部最悪な点数

花美:わーーっ!わーーっ!それ以上言うな!💦

セナ:過去の事も詳しいってやっぱりヒルマさんは…

モン太:怖ぇ人だよな…💧💧花美の奴も色々と苦労してるよな

セナ:うまくやって行けるよう僕達で助け合おうよ

モン太:そうだな。

セナ:真も頑張って行こう!

真:仕方ねぇな!力になっていけるよう俺も頑張るよ

セナ:うん!よろしく

モン太:よろしくな!

真:あぁ

     ガツ  ガツ  ガツ

       ガツ  ガツ

まも姉:そっそんなにガッツいて大丈夫なの?💧💧

花美:腹が減って我慢出来なくて

まも姉:でもそんなに勢いおく食べたら…

      ガツ  ガツ  

        ガツ  ガツ

        グッ

花美:うっ!うぅ…

まも姉:ほらっ 言ってる側から。ハイッドリンク

       サッ

    ゴク  ゴク

      ゴク  ゴク

     ゴクンッ

花美:プッハァ~ッ ハァ…ハァ…助かったぁ

まも姉:あんなに急ぐ必要あるの?もう少し落ち着いて食べたら?

花美:いやぁ~。腹が減ってるとついガッツいちゃって…

まも姉:もう少し女の子らしくしなきゃ駄目でしょ?

花美:まもり先輩 何だか皐姉ちゃんみたい💧💧

ヒルマ:よぉし!役割りも決まった訳だし そろそろ…練習再開だ クソ野郎共ーーー!

        カシャッ

            ババババババババババ…

一同:うわぁーーーーー!

真:スッゲーーー!本物の銃だ!✨

花美:さっきも出してただろうが!それに日本で武器の使用は禁止されてるはずだろうが!

ヒルマ:つべこべ言ってる暇があったら練習始めやがれ!

セナ:はっ早く始めちゃおう

モン太:あっあぁ

栗田:がっ頑張ろうね?真君

真:ハイッ

まも姉:わっ私達はベンチにいましょう

花美:ハァーーーーッ じゃあ特製スタミナドリンクでも作っておくか みんな疲れてバテると思うし

まも姉:じゃあ私は記録をまとめておこうっと!

花美:なぁんか足がムズムズする…何だろう?

        スルッ

      ギラーーーン

花美:ん?

  カサ  カサ  カサ

    カサ  カサ  カサ

        ピクッ

        ピクッ

花美:ヒッ!あっあぁ…

まも姉:ん?どうしたの?

花美:ウギャーーーーーーーーーー!

        ビクッ

まも姉:何々?どうしたの?

       フラ~~

        ドサッ

花美:がっあぁ…あっ…が…

      カサ  カサ

        カサ  カサ

まも姉:ゴキブリ…

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