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慢性的な生きにくさを感じている

いつ始まったとかではないけれど、ぼんやりとした息苦しさと一緒に生きている。この息苦しさが生きにくさに直結しているわけではないとは思うのだが、自分の中でどう折り合いをつけていいものかわからない。

昔住んでいた家は庭が結構広くて、外の世界から切り離されているみたいで好きだった。

ふとした瞬間に自分が周りと同じじゃないことに気付いたり、周りが普通にできていることが自分ではわからなかったり、それを上手く聞けなかったりする。はみ出すことがダメだと考えてしまうから、同じじゃないと苦しくなるのだろうけど、はみ出したまま生きていく勇気もない。

そもそも誰の目線から見て「はみ出して」いるのかもわからないのに、世界や社会には基準があって、自分はそれを満たせていないと感じる。

なんとなく、息苦しさが自己表現や好きなように生きることを妨げていて、それが巡って生きにくいと感じているのだと思っている。

この息苦しさは自分が現在いる環境とか社会に依存する苦しさだ。であれば、息苦しさを解消すれば生きやすくなるのではないかと思われる。ところが、どんな場所に行こうとここが自分の居場所であると思えない。

というよりも、自分はその場所には相応しくなく、そこにいる人々と並ぶには何かが足りていないと感じる。その「何か」は時には年齢や性別、思想や今までの人生そのものであったりする。

となると、生きにくさというのは、もはや生きている限りは拭えない不安や焦りのようである。

私はかなり気分の浮き沈みが激しい。何かミスを犯しても「ガハハ」となれる日とそうじゃない日の落差が大きい。これは恐らく生まれ持った陰鬱な性格を無理やり矯正しているからだと思う。

性格の矯正といっても、ただできるだけ後ろ向きなことを考えたり言ったりしないようにしていただけなので割と単純である。ただこれが面白いもので、何かミスして自己嫌悪に陥りそうな時に散々自己嫌悪に陥った後で、「でもこれで死んだりはしないから大丈夫、なんとかなる」と考えるだけでだいぶ変わる。

ここでのコツは自分では一切なんとかなると思っていなくてもそういう風に考えることだ。一種の自己暗示である。もちろん相応の歳月はかかったが、だいぶ性格も明るめの方に向かってきたと自負している。

だけども真に明るい性格の人間からは程遠くて、どちらかというとスキップしながら破滅に向かっていく(そしてそれを楽しむ)タイプの性格になってしまった感じはある。最悪だ。

なんとなく刹那主義とか享楽主義に近いのだが、最終的に行き着く先が破滅であるという点においてはデカダンスにも近しいものがある気がする。でもこれは難しくて頭が良さそうな単語を並べているだけだから、正しいかはわからない。

家で育てている熱帯植物たち。100年後にはでっけ〜大木とかになってるかもしれない(ならない)。

6カ月前に私が滑って転びかけた様子を見ていた人とはもう二度と会うこともないし、100年後には私のことを知っている人間は大体みんな死んでいる。全部どうにかなる。

そう思い込むことで、かろうじて社会に対する不安とか自分への嫌悪とかを和らげている。その上でもまだ息苦しいし、生きにくいしでもうどうしようもないと感じる。

しかもそういう苦しさを痛感させられるような出来事は揃いも揃ってくだらない小さいことばかりだ。周りができないことが自分もできないことで傷つくことはそうそうないが、周りが日常的かつ当たり前にできることをできないと己の存在を抹消したくなるのと同じだ。

ここ最近も、今まで自分が自覚していなかったコンプレックス、いわゆる「地雷」を発見してしまって割と落ち込んだ。それに気が付かなければ、知らないままで過ごせたのに。

上手く自分を騙せれば、「うーん、なんとかなるやろ(笑)」で済ませることができる。でもそれができなかったらその先ずっとそれを思い出しては消えたくなる羽目になる。その度に、思い出の中の息苦しさが4Kみたいな解像度で再現されるわけだ。

自分はここにふさわしくない、ここにいるべきではないと思うのに、ここ以外にいけるような場所も特に見当たらない。結果として、まあなんとかなるだろうと自分を騙しながらヘラヘラ取り繕って生きていくしかない。

でもなーんも大丈夫じゃないし、なーんもわからない。逆になんでみんな当たり前みたいに日常生活送れてんの??私が知らないだけで「人生の攻略法100 - 生き方マニュアル」みたいなのがあったりするの??難しいよ〜〜〜

深刻に捉えすぎずに、自分を許せるようになれれば少しはましになるだろうか。というか、それでましになってくれなかったらもうこれ以上どうすればいいのかわからない。

でもこんなこと考えてたってしょうがないしでっかいパフェでも食いに行くか、という気持ちで今のところは生きています。

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