じゃ、また火曜日に…

英語のポップさがうらやましい時がある。一番それを感じるのは有名人が死んだ時とかに見かける「R.I.P」ってやつ。「安らかにお眠りください」を略せちゃうっていうこの感じ。日本で「やすおね」とはやっぱ言えないだろう。自分が死んだ時に「やすおね~!」ってIKKOに言われたらこれはもう祟らざるをえない。なんとなくで登場させられて祟られたIKKOもいい迷惑だ。

で、最近知ったんだけど、「See you next tuesday」って言う言葉があるらしい。「C U Next Tuesday」って書くともう少しわかりやすいか。頭文字を取ると「cunt」になるわけだ。女性性器。なんてポップな。調べてみたら秋吉久美子の本のタイトルにも使われてた。

これがまた見事なのは「see you」だ。口にすると同時にその場から颯爽と立ち去るような軽快な感じ。うらやましい。こんな飄々とした女性性器があるのか。

我が国のもなんかできないかと思うんだけど、早速厄介なのは「ん」が入ってるとこだ。しかも真ん中に。せめて最後ならなあ。はやくも頭文字作戦に支障をきたしてる。「真面目な ンジャメナの 小作人」…う~ん、やっぱ「まん」でまとめるしかないのか。なんかなあ。

そもそも「まん」から始まる言葉に清涼感的なもんを期待すること自体厳しいんだよな。慢心、満員、マントヒヒ、曼珠沙華、たぶん一番清涼感あるものがよりによってマンゴー…「まん」の「まん」感は手に負えないほど「まん」だ。そりゃわけわかんない文も書きたくなる。

その上あの颯爽と去っていく感じも欲しいなんていうのは無謀なのか。「満身創痍で小倉へ」「満を持しての国外逃亡」「万が一の時はこの番号にね…」…ダメだ。軽快さゼロ。日本の湿度が下がらない。

やっぱ真似しようったってダメなんだな。R.I.Pと同じだ。無理するとIKKOが祟られてしまう。あ、諦めかけたら一個浮かんだ、「饅頭こわい」。どうこれ?飄々とした感じは出てる気がする。寄席の楽屋とかでマジで使われてそうだ。よし、饅頭こわいで決定。…で、どこで使うんだこれは。

追記:最近出てきた有望株、「万田酵素」。

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