まるで桃井

こんな桃井な桃井を見たのは結構久しぶりなんじゃないか、と思った。おなじみSK-ⅡのCM、最近は基本綾瀬はるかがメインで桃井はたまに出張ってくるくらいの印象だが、若くてかわいい後輩女優に押しのけられたというよりはむしろSK-Ⅱの象徴的ポジション、終身名誉湯上がりたまご肌に昇格したみたいな。綾瀬はるかのSK-Ⅱに桃井が登場した時の、「ウルトラマンにゾフィー登場」感。

そして最近放送されてる最新バージョンがその桃井登場回だ。たぶん綾瀬はるかと小雪と3人でやったやつ(透明のボードに”3人”で”2本”ずつ線を書いて”五”角形のレーダーチャートを書く不思議CM)以来。今回は綾瀬はるかとの掛け合いで、「(肌的に)上がった人」として後輩を導くような助言をしていく。その中で桃井が放つセリフが久しぶりに桃井全開だ。

”桃井は嘘付かない。”

桃井だ。桃井が完全にギアを「桃井」に入れてる。桃井が桃井のこと「桃井」って言ってんの聞いたのは思えばずいぶん久しぶりなんじゃないか。下手したら「湯上がりたまご肌の桃井」以来かもしれない。そういうイメージが強すぎてしょっちゅう言ってるような錯覚に陥ってただけなんじゃないか。同じく「一人称名字」の神業の持ち主であるYAZAWA然り。少ない回数にも関わらず決定的な印象を焼き付けるからこその必殺技だ。桃井も基本的には一人称「あつぁし」だし。

この「桃井は嘘付かない。」に対する「綾瀬も納得であります。」って返しがまた。「~であります」だって。そうだよな、普通はちょっとふざけでもしないと無理だよな、自分自身を名字で呼ぶなんて。だからこそ「桃井は嘘付かない。」と言い放つ時の桃井はとんでもなく桃井だ。なんだこの顔の角度は。このシーンだけシャフトにアニメ化してほしい。

もっかい画面が切り替わって「これで63。悪く無いと思うわけ。」っていう桃井の両脇には、さっきまでいなかった謎の外国人男性×2(叶姉妹言うとこのメンズ)がしれっと出現してる。それをなんとなくアリにする腕力、膂力。桃井がラスボスだとしたら、補助呪文かけられないようにメンズから倒そうか、無視して桃井に攻撃を集中させようか、迷うところだ。何言ってんだろう。あまりの桃井に当てられたか。とにかく腹一杯。

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