新旧キラーコンテンツ

週が明けてもまだやるな、号泣会見の映像。今日も何度も見せられた。あれだな、こういうのを「キラーコンテンツ」って言うんだな。良くも悪くも。もうこういうのが出現すると、しばらくはテレビが半ば乗っ取られたような形になる。

で、ミヤネ屋なんかは当然キラーコンテンツ万歳状態で、企業に謝罪の指導をしてるっていう謝罪のプロと臨床心理士による二方面からの分析なんてのをやってた。「野々村議員は謝罪会見で絶対にやってはいけないことをやってる」っていう本人以外全員知ってたことを謝罪のプロが言うだけでも、あの映像を再び放映する口実になればそれでいい。

そんなことより、問題はこの臨床心理士だ。他のテレビ(「ナカイの窓」とか)でもちょいちょい見かける人なんだけど、なんていうか、まあ誠意を持ってあくまでも確定的事実だけを書くと「ものすごくヅラに見える人」である。100人が見たら99人はそう思うだろう。残りの1人は赤ちゃんかなんかだ。いや、赤ちゃんが見ても直感的に「ヅラ…」って思うかもしれない。ヅラのイデアと言ってもいい。

この先生が「強迫性パーソナリティ障害の可能性が…」とか分析するんだが、もちろんあんまり話に集中はできない。画面を見つめて分析する姿を後頭部越しに撮ったりするのもわざとなんじゃないかって気がしてくる。しかもこの先生、先週もこの話題で登場してるのだ。登板回数多い。にも関わらずいまだに気になる。

「ヅラ」もまた、キラーコンテンツなのだ。しかも遥か昔から。つまり「ものすごくヅラに見える人」による号泣会見分析は、キラーコンテンツによるキラーコンテンツ分析なわけだ。すごい状況。もはやなんのこっちゃさっぱりわかんない。そして他にやるべきことは絶対ある。でも残念ながら面白い。それがキラーコンテンツの魔力だ。

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