昼なりの処理

やっぱそのまま二度寝しときゃよかったなあと思いつつ、サッカー後の朝のワイドショー鑑賞。サッカー終わった途端にそれぞれワンセグだらけの通勤風景とか、スポーツバーとか、丸の内のパブリックビューイングとか、渋谷とか、大久保の母ちゃんに電話とかやり出した。

ザッピングのせいでどのチャンネルか記憶が曖昧だけど、試合後の渋谷の通行人を評して「誰一人、下を向いてはいません」ってのはすごかったな。あとスポーツバーで「ブラジルに届けと言わんばかりの大歓声!」って言ってるレポーターが一番声でかい、とか。なんなんだろうか、このテンション。なんかみんなうっすら笑顔だしな。決して満面の笑みでもない。

朝の6時にわざわざスタジアム言ってスコアレスドローの試合見せられたあとで「感動しました、まだ諦めません!」って程よい笑顔で言ってる人ってちょっと怖くないか。負けたのにスクランブル交差点でハイタッチしてる奴らのほうがまだわかりやすい。

で、ひるおびももちろん「まだ希望はある」ってなことを爽やかに言う。昨日「頭文字Gには負けない法則」(3戦3勝、内2勝が対グアテマラ)とかやってたのとまったく同じ調子で「コロンビアは火曜日に弱い法則」を発表して、昨日と同じように「いやいや、それはこじつけでしょ〜」みたいなリアクションをみんなで和やかに。下手すりゃ「てへへ」とか「とほほ」なんて言葉すら飛び出しかねない感じだ。

それにしてもコメンテーターの三田寛子はすごかったな。なんたって、サッカー観るために子供の弁当の下ごしらえを前の晩に終わらしたのに、弁当箱に詰めてる時に試合始まっちゃってウィンナーを一個詰め忘れちゃったってんだから。なんだこの話は。最終的には「夢をあきらめなければ奇跡が起きますからね!」って言ってた。なんかすごい。

ただ、思えばこの三田寛子の感じこそが朝昼時の社会人のあるべき姿なのかもしれないな。程々の笑顔での「てへへ」トークやマッチョさを感じさせない程度のエールでお茶を濁すのが明るい時間帯の社交性ってもんか。ウィンナー詰め忘れ話くらい爽やかな笑顔を返せるようにならないといけないなと、夜、サッカー特番で普通に怒るラモスを見ながら反省した。やっぱ夜のほうがいいな。

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