【MTG】今日からできる時短テク

はじめに

大会に出ていて引き分けそうになったり、相手の遅いプレイに悩まされたことはありませんか?
ラウンドタイマーの数字が0になっても、次のラウンドが始まらないことにイライラしてしまったり。
今回はそんな悩みをほんの少しでも解消できるように願いを込めて、今日からすぐに実践できる時間短縮の方法についてお送りします。

まずこちらの記事を読んでみてください。

いかがでしょうか?
意識していなかった人からすると、ゲーム中に使える時間がとても少ないことに驚いたのではないでしょうか。
私は元々オンライン中心のプレイをしていたこともあり、紙に移行してきたばかりの頃はあまりの時間のなさに毎回引き分けスレスレで周りに迷惑を掛けていました。(Onlineでは25分の持ち時間に加え、サイドボードに計6分の時間が与えられている。)

そこで、オンラインと同じだけ考える時間を確保しつつ引き分けないようにするために、プレイとは関係の無い時間を短縮するように心がけるようになりました。
これからお伝えすることは、数々の大会に参加していく中で実際に効果があった短縮のテクニックです。

1、ディールシャッフルを済ませる

ディールシャッフルとは、カードをいくつかの山に分けて分配するようにシャッフルする手段。(カウンティング、パイルシャッフルといった呼び方もあります。)
シャッフルの効果の薄さに対して時間が掛かりすぎてしまうため、現在ではゲームの間に1度のみ行うことができる。

ディール・シャッフル(Pile Shuffle、俗に○山切りとも呼ばれる)は、ゲーム開始時にそれぞれ1回カードを数える目的で行われることを除いて認められない。
イベント規定3.9より引用

つまり、MTGにおいてディールシャッフルは正式なシャッフルの手段としては認められておらず、デッキの枚数を数える行為として認識されているわけですね。
なので本来であれば、デッキの枚数を数えたいときにディールシャッフルは行うべきで、カードが無くなるリスクの低いゲーム間は行う必要はないはずです。(コントロールが移動したりするゲームの後はしたほうがいいですね。)

ですからディールシャッフルをしたい場合は、マッチの間に済ませておきましょう。対戦が終わったらサイドボードを元に戻し、メインデッキをディールしてから枚数に異常がないか確認して席を離れればOKです。
もしあなたが次のラウンドまでにデッキケースを開かなければ、デッキの中身が減ったりはしないはずですよね。

2、ダイスロール

「先手後手はダイスを2つ振って大きいほうが決める。片方落ちたら両方振り直しで。よろしいでしょうか?」
どこの大会でも当たり前に行われているやり取りですが、私は相手と同じ出目が4回連続した後からこの方法を取ることをやめました。

私個人としては最近は、ダイスを1つ振って偶数か奇数かを当てたほうが決定する方法を提案しています
この方法であれば必ず一発で決めることができますし、片方のマリガン中でもシャッフル中に行うことができます。
最初は慣れない方式に訝し気な目を向けられることもありましたが、ダイスを相手に振ってもらうようにしてからは問題なく受け入れていただけるようになりました。

ルール文章によると先手後手の決定方法はなんでもいいそうなので、時間のかからない方法を試してみることをおすすめします。

デッキを切り直した後、どちらが先攻後攻を選ぶかを決める。マッチの第1ゲーム(単一のゲームからなるマッチを含む)においては、その方法は相互に納得できる方法(コイン投げや、ダイスを振るなど)であれば何でもよい。
マジック総合ルール103.2より引用

3、シャッフルはファロー+1で

この部分は完全に私の主観なのですが、シャッフルの効率やデッキの崩しにくさを考えるとメインのシャッフルにはファローシャッフルがおすすめです。(カードを2つの束に分けて差し込んでいく、いわゆる横入れってやつです。)
大体7回もファローすれば満足に混ざっている気がします。

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他のTCGではスリーブが傷つくといった理由から推奨されないものもあるそうですがここはMTGの次元です、効率を求めていきましょう。(家は家!他所は他所!)

競技イベントでは2種類以上のシャッフルを混ぜることが推奨されていますので、ディール以外を組み合わせるようにしましょう。

4、マリガンを待たない

先手後手の決定後マリガンチェックが行われますが、私が後手でマリガンが確定している手札が来た場合、相手が悩んでいるようであれば先にマリガンを伝えてシャッフルを始めてしまいます。

本来のルールは先手のプレイヤーから先にマリガンをし、後手のプレイヤーがそれに続く形が正しいのですが、現在(マジック違反処置指針2.4より2019/12/30時点)では後手からマリガンをしても厳密には処罰の対象とはなりにくいとの見方がされているようです。

「相手がマリガンしたからマリガンorキープ」
これをしている人には当てはまらない事例ですが、私はこの判断がゲームに与える影響はごく僅かだと考えているので、より確実に影響の出る時間短縮の方を優先しています。

5、声掛け

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「ターンを進めていただけますか?」

相手のプレイが適切な時間で行われていないと感じたときは、早めにプレイしてほしい旨を伝えましょう。
MTGは対人ゲームですから、お互いに時間を管理する必要があります
もしかしたら相手は時間が掛かりすぎていること、残りの時間が少ないことに気づいていないかもしれません。

相手に進めてもらうよう促すことは多少の勇気がいることですが、お互いに良いゲームをプレイするという意識があれば問題ないはずです。
勇気をもって意思を伝えるようにしましょう。

もしそれでも改善されていないように感じた場合は、ジャッジを呼んで監督してもらうことも可能です。

最後に

いかがでしたでしょうか。
一つでも参考になる項目があれば幸いです。
ご意見ご感想はTwitterまでご連絡ください。
https://twitter.com/1_3drop

(ジャッジから見て良くない内容が無いか震えてます)

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