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コードギアス 奪還のロゼ 4章感想


そもそも

 まず私はコードギアスシリーズは無印、R2、復活、亡国のアキトは観た。再編した映画は観てないすまん。機会が合わんかった。亡国のアキトに関しては記憶を失っているので何も言えないが、復活はかなり楽しんで観れた。そんなぐらいにはギアスシリーズは好きだが、正直言ってしまうと元々ロゼには期待してなかった。ロゼ1章見に行ったのも公開2週目とかだし。まあ4章の感想だけ書くのも変なので1~3章にも軽く触れてからネタバレ回避のための行数を稼いで4章感想を書いていこうと思う。

1章

 公開日ぐらいはふんわり把握していたが、あんまり行く気がしていなかった。ただTwitterの盛り上がりが感触よさそうだったのでとりあえず行ってみることに。正直アニメシリーズで1話ずつ流されていたら2話で切っていたぐらいには展開が一通りだったが、3話で途端に話が変わった。かなり真っ当に過剰なほどにギアスのエッセンスを注入されている作品だと思う。だとしても上田麗奈の演技力に賭けすぎ。

2章

 ここから過去キャラやゼロレクイエムの掃除を免れた遺物が顔を出してくる。要所攻略にギアスを用いて侵入したり、KF部隊を運用した作戦指揮などギアスらしさがちりばめられている。

 あとこのあたりから特段サクヤとサクラが可愛く描かれていると思う。それぞれが映ることでかなり画がもっていた。ヒロインが可愛いのは大事だね。

3章

 ここからアッシュの過去が描かれていく。シザーマン卿との同じ構えはアツかったね。ギアスキャンセラーをくらってなおサクヤのもとに駆け付けたアッシュかっこよかったよ。皇重護という前向きな誰かのために動けるいい人に会えたね。あと、七煌星団が壊滅的打撃を受けて折れそうになるサクヤ、でも自身の覚悟を思い出して奮起するんだよね。こういうところにキャラクターの強さを感じる。

あのシーンは本当にアツいんだけども……

拘束されてるサクヤあまりにも気合入ってたね。

4章

 3章終盤で急に人を血の霧に変えるシュレッダー:ロキが暴れだして急に雲行きが怪しくなる。ちゃんと畳んでくれよと思いながら観に行った。巷ではサメ映画とか言われてたが概ね同意。

 過去キャラのサービスはかなり軽めでいい塩梅かな。そこからノーランドの正体、世界を滅ぼす動機含めてかなり洋画な味付けだと思う。でもギアスのボスキャラなんてあれぐらい理解不能なほうがいいのかもしれない。

 ホッカイドウ全域を覆ったバリアを一人で解除しようとして失敗するロゼ。けど皆の協力があって解除に成功する。サクヤもサクラもそれぞれギアスや権力を一応持ってはいるものの活かせる場面場面が異なり、条件もある。それに一人じゃできないこともある。そういう時に誰かに頼れるかというのが肝要なんだろうな。

 アポロ単騎で挑むも敗れるアッシュ。落ちてくるアポロを受け止めるアルテミスあまりにもピエタだった。そこから消沈したアッシュをロゼが励ましたりするのかと思ったらサクヤの覚悟を受けてアッシュも自身を駒として使い潰す覚悟を要求する。ここでは置かれた立場、持つ能力に殉じる覚悟が求められている。ここのアッシュあまりにもかっこよかったね、プロポーズかと思ったぐらい。「イエス、ユアマジェスティ」なのもお約束。そうしてオルテギアに合一して決戦なのだが、ギアスの歴代主人公機が複座なのは、「絶対順守の力」だが「ギアスの力は持ち主を孤独にする」と言いながら一人では何もなせないという作品通してのメッセージを体現した優しさなのかなあと今更ながら思った。

 サクヤが作戦パターン立案、アッシュが操縦を分担することにより戦術を一機で体現するKFとなるオルテギア。4章は特にサクヤの情報分析、作戦立案に秀でた部分が描かれていた。60秒の戦闘シーン本当に60秒あったよね?計ったわけじゃないけど、どれだけ工数かかってるのだろうか。そうしてノーランドを倒すのだがアッシュは一人フォールバウトとともに落ちていくことを選んでしまう。生死不明な描かれ方をしているし、「生きて帰る」ギアスをかけていたと記憶しているので多分生きてるよ。「生きろ」とかいうギアス最強だったじゃん。
 
 そうして超合衆国の自治区として平和への一歩を歩み始めたホッカイドウでサクヤは自身の声を封じるギアスを自身にかける。ここもあまりにも覚悟がキマっている。本気で統治者として生きていく覚悟なんだろうな。その過程で誰かの意思を捻じ曲げることはあってはならないとそういうことなんだろう。

総評

 ギアス新シリーズとして出てきていて、かなりギアスらしさみたいなものを意識して作られている。だから急に9話でサメ映画が始まって面食らうのだが話の落としどころとしてはテーマが伝わる最終決戦だった。やっぱり話はボスキャラをどう倒すのかだね。ここ4か月毎月楽しみにしていたので納得できるものが観れて満足。

サクヤ、サクラそれぞれめちゃくちゃ可愛かったな。



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