治療歴(胸オペ)当日
2年前に行ったのでだいぶ記憶が薄れていますが,思い出しながら書いていきます。
1.手術前
手術当日は9時半にクリニックに到着するよう指示がありました。到着後,待合室に通されそこに荷物を置いたり,着替えをしたりしました。それらが終わったら,手術室に移動し主治医の方に胸を直接診てもらいました。その時に胸にマーカーのようなもので円を書かれました。改めて以前検討していた手術方法で可能かどうかということも確認していました。
手術中は好きな音楽をかけてくださるということだったので,当時好きだったリトグリを流していただきました。また担当の看護師の方がとても良い方で,色々な話をしてくださり私の緊張をほぐしてくださいました。
クリニック側の準備ができたら手術台に寝かされ,いよいよ手術が始まります。コンタクトを外し裸眼だったのもあり,正直言ってあまり覚えていないのですが麻酔を投与され看護師の方と他愛もない話をしている間に眠りに落ちたと思います。
2.手術後
手術はいつの間にか終わり,14時半くらいに目が覚めました。その後,看護師さんから摘出した乳腺を見せていただき「こんだけでかいものが入っていればそりゃー胸もでかいよなぁ」と感心しました。布ごしではありましたが,乳腺を触りました。焼肉のホルモンのちょー巨大バージョンという感じでした。
それからしばらく横になっていましたが,段々吐き気と寒気がしてきました。正直言って移動するのもしんどかったですが,手術台から待合室の方へ移動してそこのベットで横になったり,椅子に座ったりしました。水を飲んだり,飴をなめたりもしましたが,なかなか調子はよくなりませんでした。また看護師さんがわざわざ夜ご飯を買って来てくれました。全く動けない状態だった私にとって,とてもありがたかったです。2時間くらい経って吐き気はだいぶ良くなりましたが寒気はなかなか治りませんでした。ですがいつまでもクリニックにいるのも…と思ったので,タクシーを呼んでもらい,予約していたホテルまでなんとか帰りました。この時点で17時くらいだったと思います。
3.ホテル到着後
17時15分くらいにホテルの部屋の入りました。ドレーンは小さい肩掛けカバンのようなものに入っていたので,ぱっと見ではよくわからないようになっていました。またバストバンドもがっちりつけられていたので,少し呼吸が苦しかったです。寒気はしていたものの,飢餓状態が半端なかったため看護師さんが買ってきてくださった夜ご飯をソッコーで食べました。19時くらいには寒気もだんだん良くなり,体調が戻ってきました。
19時30分くらいにクリニックの主治医の方から体調についてと,ドレーンの量についての連絡がありました。出血量が100mlを超えたら危険という話がありましたが,その時点で20ml程度だったので大丈夫だろうという主治医の方の判断でした。
その日は腕を上げる動作がとにかく怖かったです。風呂に入らず,ボディシートで身体の拭ける範囲だけ拭いて就寝しました。普段私はうつ伏せで寝ることが多いのですが,術後のためその体勢では寝られず,またドレーンが邪魔なのもありほとんど眠れませんでした。術後はどうしても気持ちが落ちてしまうので,「こんなことをしても本当の男にはなれないのに」と気持ちが沈んでいました。
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