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軸はどこか。

多分このnoteを始めた50歳の時から、私は自分自身の問題が収束し、ようやく自分に対して自分のために時間がつくれるようになった。それからおよそ3年半の時間が経った。学びなおしの開始をしたと言ってもよい。様々なことを学んだけど、何かにのめり込むことがなく表面的に撫でる程度でここまで来てしまった。
要するにそれまでは、ちゃんと建築について学んで来なかったので、たいした知識は持っていなかったのである。この3年半でやっと色々勉強して、はじめて知った建築や建築家が多数あります。なのでまだまだ知らないことだらけ。今も、毎日、新しいことを学び、表面的で、すぐに忘れてしまうかもしれないけれど、知らないままより全然いいのだ。
新しいことを学ぶとき、ずっとノートを取り続けている。時々見返すと、あぁ、こうだった!と再発見があるのである。だから、全部覚えなくていい。必要な時に、そこへ導かれるのだと信じている。
でも、これだけは!という、なんらかの自分の軸は必要で、持っていないといけない気がする。
軸としての思想、それは、あの吉村順三氏の言葉である。あの言葉を基本に物事や仕事を進めていくことを忘れないでいたい。
そして、社会の役に立ちたいと思う。特に、失われていく建築たちの力になりたいと強く思っている。今は、地元の足袋蔵の保存活動に力を入れていこうと思っている。まだまだ勉強中、これからはもっと積極的に関わろうと思っている。今回のDOCOMOMOの会報で、自ら工夫して発信をされている建築好きの方の記事を見て、これだ!と思った。好きなことをこういう風に表現し発信すればいいのだ。これは、自分が学生の時に漫画でやっていたことと同じ理屈ではないかと気づいた。自分でまずやってみようと思った。とても勇気づけられました。
そして今日は、久しぶりにとてもさわやかな空気で、昨日までの蒸し暑さが飛んでいった。いい季節が来た。たくさん建築を見に、出かけようと思う。


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