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【自己分析】24歳で結婚する私が誰よりも幸せ者だと思っていたんだけど

ジューンブライドなんて言葉がある。6月に結婚式を挙げると一生幸せな結婚生活を送ることができるらしい。
結婚式自体が幸せなイベントであるにも関わらず、それ以上の幸せを求めるなんて強欲な話だなと思いつつ、もし梅雨ギャンブルに大当たりして大雨の挙式になったらなんて自分はなんて不幸ものなんだろうと思ってしまいそう。

まあ私は6月に婚約解消をしたので心配する必要もない話である。

ちょっと語らせて

2022年6月に付き合って、半年で同棲開始。
2023年12月の付き合って一年半の日、渋谷でシュラスコランチを食べた日の夜、サプライズでCartierのダイヤとともにプロポーズをされた。
紛れもなく、私がこの世で一番幸せだった。
もらったネックレスをつける度に、私の価値がさらに上がるように感じられた。
正直な話、両親は離婚をしているし「夫婦」というもののイメージがなかったが、この人とずっと一緒にいられるという約束をした気分だった。


転機が現れたのは、今年の3月くらいの話である。
私自身、大学生時代は学生団体の運営や営業のお手伝いをしてお金を稼いでいた。その会社やメンバーから、また一緒に何かをしようといった話が2つほど入ってきた。
3年目の仕事にも慣れてきたのと、辛いながらも自身の成長が感じられる努力は嫌いではなかった。いや、好きである。
そういった自分のキャリア形成という未来が見えてきたなかで、一緒に住む彼氏との時間を作ることが難しくなってきた。
不満は日々募り、婚約を解消してしまう結果に至った。

この「デュアルキャリア・カップル」は毎日彼氏との話し合いが開催されている中、パートナーシップとキャリア形成の課題に取り組んでいる方との話でおすすめされた本である。

二人ともが自身の職業生活が人生において大切で、仕事を通じて成長したいと考えているカップル、『デュアルキャリア・カップル』を主題としている。
本書ではデュアルキャリア・カップルに訪れる3つの転換期を述べている。

第一の転換期は、転勤や転職など一方のキャリアの転機や、子育ての開始による場所や時間の大きな変化が、それぞれに影響を与えてしまうという事実に直面するもの。

第二の転換期は、二人のどちらかがこれまでのキャリアや暮らし方に疑問を感じ、「ほんとうに自分が望んでいることは何か」と自問することから始まる。

第三の転換期は、子供が巣立った、職場で年配者扱いされたことなどをきっかけに、喪失感を覚えることが引き金になる。

デュアルキャリア・カップル

私たちが直面したのは第一の転換期そのものだった。
本書と照らし合わせて、私たちの婚約解消の問題を考えた。

1.私が一緒にいることに不安を感じたときに、相手に相談して一緒に解決しようとする選択肢を考えられなかった。
2.彼がキャリアを形成する努力やきっかけとなる人・物事がなかった。
3.お互いの価値観や不安を共有できていなかった。

上記は彼と私との話し合いの結果であるので、私が一方的に考えていることではないことを注意書きさせていただく。

1.について、まず私は自身のキャリアが彼によって邪魔をされてしまうのではないかと感じたとき、私は自身のキャリアを独立したものとして考えてしまっていた。本にも書いてある通り、人生のパートナー同士は相手を頼らずにそれぞれ独立するのではなく、互いに依存するものである。

2.については、彼自身がデュアルキャリア・カップルになるきっかけや仕組みがなかった。彼自身の問題であるので、私は多くは述べない。

3.についてこれが本質的な原因であるのだが、我々は居心地の良さでつながっていた。ある種、共依存的であったとも感じられる。結婚の先にはそれぞれの家族とのつながりや、子供、暮らす場所といった将来的な話も必要になる。私たちはお互いがお互いを思いやることができてしまったために、自分がモヤッとしたことでも、違う人間だから仕方ないと飲み込んでいた。それは全くパートナーシップに良い影響を与えなかった。問題から逃げ続けた結果、簡単な話し合いもできない状況に陥っていた。

こうして今、休日は同じ家から異なる不動産会社に足を運ぶ土日を過ごしている。
この答えが正解だったのかはわからない。もしかしたら一生に一回のチャンスを逃してしまったかもしれない。(24歳が結婚の最大チャンスと、つい先ほど占いで言われてしまった。)

フロムの言葉に愛するには技術が必要という言葉があった気がするが、たぶんその技術が私には足りていない。
人間としてもそうだが、結婚という愛の最上行為について、どちらかが姓を変えること、共同親権などの権力がついてしまうことなどに疑問を持っている。
もちろん結婚だけが形ではないとも思うので、これからもずっと、『愛』とはどういったものかを考え続けるのだと思う。

ちょっぴり暗い文章になってしまったが、もう傷を超えて頑張るぞという気持ちに変わってきている。
とりあえず結婚報告をした人に、結婚しなくなりましたの報告を少しづつしないといけない。これが大変。
中学生の頃はLINEのステータスメッセージに「別れました」って書いていたけど、令和はどうするんだろう。
数十秒踊っているところを動画にして載せればいいのかな。


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