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"So, we are here."

youtubeにMDAskater (URL: https://www.youtube.com/user/simon30330) というチャンネルがある。このチャンネルは基本的にスケートボードに関する動画を取り扱っている。公園やストリート、スケートパーク等でのスケーティング動画はどれも面白く、編集もおしゃれで見応えがあったりするのでぜひスケートボードに興味がない方も一度訪れて見てほしい。
MDAskaterでは活動の一つとして"SkateAid"という活動を行なっている。これは東・東南アジア諸国の貧困層の子供達や孤児たちにスケートボードを提供して、それを通じてより豊かな生活を送ってほしいというようなモチベーションに基づいた活動である。この活動内容も動画にまとめてアップしているのだが、こちらの動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=719CqklkCYk
についてこのノートで触れておきたいと思う。

この動画はSkateAidプロジェクトの第3弾としてインド、ネパールを訪問した際の活動報告である。この動画の中で10:00くらいから施設の従業員にインタビューするシーンがあるのだが、その従業員が以下のように述べている。
「ネパールでは政府軍と共産党との紛争で孤児が増えた。オーナーはそういった孤児たちを救いたかった。これが我々がここにいる理由です(So, we are here.)。」
この言葉は僕のように日本でぬくぬく生きいている人間にはなかなか刺さりますね。。。どうして今自分はここにいるのかと問われた時に呼吸するように答えることが今はまだできない。どうして今自分は大学の研究室にいて日々研究に勤しんでいるのか。即答することはできるが果たしてそれはどれほど本心なのか、あるいはどの程度根源的な趣向(?)なのか。衝動的に何かに突き動かされて研究しているとは言い難い中でこれをよしとするのか。もっと自分の活動に意義を与えたいとしてどのようにそれを達成するのか。
この動画を見てこんなとりとめのない問答をぐるぐると考えていた。

ここ数年で確信し始めたことがあるのだが、どうやら元来外からもたらされるものに対してモチベーションを保つことはできないようである。例えばお金とか地位とかそういうもの。しっかりと自分の中から何か対象に対してモチベートされるようなものをはっきりされておく必要があるな、と感じた次第。この辺りはしっかりと言葉にしたい。

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