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令和5年賃金構造基本統計調査<性別にみた賃金>

今回は、「性別にみた賃金」についてです。
 
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男女別に賃金カーブをみると、男性では、年齢階級が高くなるにつれて賃金も高く、55~59歳で427.4千円(20~24歳の賃金を100とすると186.4)と賃金がピークとなり、その後下降している。
女性は、50~54歳の285.9千円(同130.2)がピークとなっているが、男性に比べ賃金の上昇が緩やかとなっている。
 
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男女別に賃金カーブをみた場合に賃金がピークとなる年齢階級に関しては、次の出題があります。
 
【 H19-5-D 】
平成18年賃金構造基本統計調査によれば、賃金がピークとなる年齢階級は、男では50~54歳で420,000円(平均21.8年勤続)となっている。また、学歴別に賃金がピークとなる年齢階級をみると、男では、大学・大学院卒及び中卒が55~59歳、高専・短大卒及び高卒が50~54歳となっている。
 
 
この問題は出題当時正しい内容でした。
男性について賃金がピークとなる年齢階級については、令和5年調査では、55~59歳ですから、令和5年調査としての出題であれば誤りになります。
 
ピークとなる年齢階級、なんとなく、このくらいの年齢かなという推測ができなくはないかと思います。
問題文の後段の学歴別のピークとなる年齢階級に関しては、かなり厳しい論点で、ここまでは押さえておくのは難しいでしょう。
なので、余力があれば確認しておくという程度で十分です。
 
ということで、まずは、ピークとなる年齢階級、これを知っておきましょう。
 

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