野村ノート(リーダーの役割)
こんにちは。なかむらともやです。
今日は家の近くで外食しようとしたのですが、行きつけのステーキ屋さんが閉店していました。
もしかしたら新型コロナの影響を受けたのかなと思い今回の現象の恐ろしさをまたしても感じました。
さて、今回は野村ノートに書かれていたリーダーの役割について書いていきたいと思います。
野村監督はリーダーという存在、役割について3つのことを念頭にしていました。
1、リーダーとは組織全体に影響を及ぼす
2、リーダーとはその職場(チーム)の気流になる必要がある
3、リーダーの職務とは「壊す・創る・守る」
この3つです。
1については、リーダーの行動や態度がそのままチームに影響するということです。
例えばリーダーの性格が荒々しければ、チームも荒々しくなり、穏やかなリーダーであればチームも落ち着いた穏やかな組織となるのです。
よく甲子園とか見ていてもわかるのですが、脚を使った機動力野球や、守備からリズムを作るチームや、打力でごり押すチームなど、様々なチームがあります。
これらはその高校の監督の思考が組織に浸透しているからです。
このように指揮官の考えは組織に強い影響を及ぼします。
次に2つ目のチームの気流となることについてですが、これは組織のモチベーションを上げることです。
いくらリーダーの考えを組織に吹き込んだとしても組織が意欲をもって行動しなければ機能しません。リーダーは組織のモチベーションを上げるような行動や言葉がけをする必要があります。その能力が必要だということです。
最後の3つ目についてですが、これは野村監督は面白い例えをしていました。
リーダーは織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が行った改革を全てやる必要があるということです。
どういうことか説明します。
まず、織田信長は3つ目のリーダーの職務である「壊す・創る・守る」のうち「壊す」に当たります。
織田信長は安土桃山時代において、旧価値である大名による地域ごとの制定の伝統を壊して天下統一を目指します。これがリーダーの職務の1つ目である今までの常識を壊すということです。
次に豊臣秀吉は「創る」に当たります。織田信長に代わって天下統一を果たし、そこから戦のない世界を創ろうと刀狩令などを出しました。日本の新しい形を創ろうとしました。組織の話に当てはめると、新しい組織を創る段階がこれです。
最後に徳川家康ですが、彼は「守る」に当たります。彼から徳川15代200年以上にわたる江戸時代を守ったのです。今で言えば伝統と解釈することができます。
リーダーは作った組織を守り、存続させる能力が必要です。
以上この三つが野村監督が言いたかったリーダーの職務「壊す・創る・守る」です。
これらのことを意識して、いかにまとまりある組織を作れるかがリーダーとして問われる能力であると野村ノートには書いてありました。
野村監督は歴史上の人物を例にわかりやすく私たちに伝えてくれていてとても読みやすかったです。
次回はまとめを書いていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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