野村ノート(意識改革)

こんにちは。なかむらともやです。

新型コロナの影響で東京オリンピックもどうなるのか分からなくなってきました。

今後の動きに注目したいところです。

さて、前回から野村克也監督の書いた野村ノートを紹介しています。

今回から内容に入っていきます。

野村監督が本の最初に書いていたことは、監督に求められる最も重要な要素とは何か、についてです。

これに関してはご本人もなかなか答えを見つけることが出来ず、永遠のテーマだと書いていました。

確かに、野球の監督とは選手の育成から始まり、メンバー決め、采配など多岐において能力が求められる立場です。

とても難しいと思います。

その中で野村監督はある基本理念を持っていました。

それは「原理原則」です。

この原理原則とは、すべての物事の礎になるもので、監督は"偉大なる常識"と考えていました。

当たり前のことを当たり前にやるというのがシンプルな考え方かもしれません。

プロ野球の世界では、どうしても世間からは結果でしか評価されません。例え能力のある監督でも、結果が良くなければ良くない監督と評価されてしまいます。

しかし、野球というのは競技スポーツの中でもとりわけ不確定要素の多いスポーツです。

言い方を変えると、ミスが出やすいスポーツで、なかなか思うようにはいかないスポーツということです。

プロ野球でもしょっちゅうサヨナラゲームが展開されるのが良い例です。勝ってたはずが、たった一球で試合をひっくり返されてしまうケースはよくあります。

そんな世界の中の監督をする中で野村監督が大切にしていた言葉があります。

それが、

心が変われば態度が変わる。

態度が変われば行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば運命が変わる。

運命が変われば人生が変わる。

です。

これはインドのヒンズー教の教えの一部らしいです。

私も読んでいてこの考え方は実践するのは難しいけれど、その通りだなと思いました。

プロ野球の世界に当てはめると、意識が変わることでで野球に対する考え方が変わり、その選手のプレーが変わり、高く評価されチームの結果に結びつくという感じです。さらにその選手がホームラン王などタイトルを取れば運命も変わります。

野村監督が本でたびたび言っていましたが、何をやるにしろ、まずは心(意識)を大事にすることが重要です。

またヒンズー教の教えから野村監督が選手たちに投げかけていたことがあります。

それは選手に対して人間は皆人生を生き抜くという使命を持って生きているということです。

その人生について野村監督は4つの過程に分けています。

人として生まれる(運命)

・人として生きる(責任・使命)

・人を生かす(仕事・チーム力)

・人を生む(繁栄・育成・継続)

監督として必要な能力は3つ目の「人を生かす」だと言っていました。選手の能力を見極め、正しい方向へ導く。これが監督に求められる力だということです。

人の上に立つ立場の人にも同じような能力が求められると思います。

選手は2つ目の「人として生きる」を常に意識する必要があります。

監督はその意識を引き出してやるように努めなければならないとも野村監督は言っていました。

私も、人間とは、人生とはを常に考えながら生きていきたいと思いました。

読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?