ミライの授業①(ニュートン)

こんにちは。なかむらともやです。

最近花粉がひどくで大変です。

前回まではトレーニングについて書いてきましたが、今回からは新しい本について書きたいと思います。

ミライの授業」 著者 瀧本哲史 講談社

という本です。

これは「14歳に向けた冒険の書であり、大人たちが知るべき教養の書」というコンセプトで作られた本です。

19人の偉人の生活境遇から始まり、偉人たちがどのように世界を変える行動をしてきたかが書かれています。

個人的には最近読んだ本の中ではとても楽しく読めた本でした。

著者の滝本哲史さんですが、この人は、「京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授」をしていらっしゃいます。東京大学法学部を卒業していらっしゃいます。

この本は講義方式になっていて大きく分けて5つの項目に分かれています。瀧本先生はこれを「未来をつくる5つの法則」として私たちに教えてくれます。5つの法則は以下の通りです。

法則1       世界を変える旅は「違和感」から始まる

法則2      冒険には「地図」が必要だ

法則3  一行の「ルール」が世界を変える

法則4      すべての冒険には「影の主役」がいる

法則5      ミライは「逆風」の向こうにある

の5つの法則です。

この法則を体現してきた偉人について瀧本先生は解説してくれるのですが、それが面白かったです。

皆さんも知っている偉人が数多く出てくるのですが、「あの人あんな発見をした裏にはこんなエピソードがあったんだ!」となり面白かったです。

例えばガイダンスで出てくるニュートン。

木から落ちるリンゴを見て、万有引力の法則を発見した数学者です。

瀧本先生はこのニュートンを例に、中学や高校で数学などの学問を学ぶ本当の意味を教えてくれています。

大学に合格することだけが目的ではないことを教えてくれます。

ではニュートンの話に入っていきます。

ニュートンが発見したのは、数学です。その中でも特に微積分という新しい数学を見つけました。

ニュートンはこの微積分を使って万有引力の法則を言語化したのです。

木にあるリンゴは落ちてくるのに、空に見える月は落ちてこないのはなぜかという疑問から始まりました。

それを「重さがあればあり大きければ大きいほど引力がある」という法則を見つけました。

これによりリンゴはリンゴよりも重い地球上の引力に引っ張られているので落ち、人間も重力により浮かないということが説明できます。

月が落ちてこないのは、月が地球を回って公転している際に発生する遠心力と月と地球の引力が釣り合っているためです。

これらをニュートンは微積分という新しい言葉で説明して見せました。

数学を言語と言っているのですが、言語と言われたら思いつくのは英語や日本語だと思います。それはコミュニケーションツールとしてよく使われますが、数学やプログラミングも言語ということができます。これらは確かに覚えるだけだと勉強しててつまらないかもしれません。

しかし覚えて何かのために活かすとなったときとても新たな発見もあり面白いと思います。

例えば、英語も覚えるのはきついですけど、海外に行って言葉が通じたときはとてつもなく嬉しいと思います。

ニュートンも数学を使って万有引力の法則を見つけたときはすごく面白いと思ったはずです。

プログラミングでも覚えた言語を使って、ホームページを作って、それが社会で使われてるとなればすごく嬉しいと思います。

この「嬉しい」が勉強をする上では原動力になると思います。

学校の勉強がつまらないのはこうした「嬉しい」を実感できるような環境が少ないからだと思います。

瀧本先生はこの部分を強く私たちに教えてくれているのだと思います。

これは仕事でも一緒だと思いました。

ただ業務をこなすのではなく、今やってる仕事がこんなふうに繋がるんじゃないかと考えながらやるだけでモチベーションはグッと上がると思います。

私はこのニュートンの部分を読んでこれからそんなふうに行動しようと思いました。

こんなふうにこれから偉人を紹介しながら瀧本先生が伝えたようとしていることを書いていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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