トレーニングについて

こんにちは。なかむらともやです。

前回で7つの習慣は終わりました。

今回からはトレーニングについて書いていきたいと思います。

僕の父は陸上選手でインターハイや大学でも活躍していた選手でした。(僕は全然ですが)

父はその後高校の保健体育の教師をしつつ、部活の顧問では陸上部を任され、インターハイ選手も結構輩出したみたいです。

それもあってか僕が生まれた時の年に、神奈川で開かれた国体の神奈川県陸上チームのコーチも務めていたらしいです。

僕は選手としての父も尊敬していますが、コーチとしての父はもっと尊敬しています。

僕も父から陸上の理論やトレーニングについて教わってきました。

そんな父が教えてくれた本があります。

新トレーニング革命」著者 小山裕史

今回からはこの本について書いていきたいと思います。


はじめに作者の小山さんについて紹介します。

この人はボディビルの選手でアジア選手権を2連覇している人です。

その後スケート、水泳、柔道、陸上連盟のフィットネスコーチを歴任している、「筋トレのエキスパート」的な人です。

この本は1994年に発行されており若干古い本なのですが、トレーニングの本質をしっかり学べるということで父は僕に勧めてくれました。

早速内容に入っていきたいと思います。

今回はトレーニングにおける「目的と錯覚」について書いていきたいと思います。

そもそもスポーツをする人はなぜトレーニングをするのか?そのトレーニングは本当に正しいか?という部分について書きます。

まず人は正確なトレーニングをすると柔軟性を増し、出力、バランスを高め、投球や走力の著しいスピードアップに代表される身体能力の向上を出現させることができます。

簡単にいうと正しいトレーニングをすると普通の人よりも身体能力が上がるよということです。

当然のことを言っていますが、「正しいトレーニング」を実行するのがとても難しいとこの本を読んでいて思いました。

なぜなら人は、僕も含めてですが、つらい、きつい練習をすれば強くなると思いがちだからです。

大事なのは自分の種目に応じて正しい部位を正しく鍛えることです。

分かっていても難しいです。

トレーニングにも多くの種類があります。

スポーツ選手なら筋力アップ、パワーアップ、スピードアップ、筋肉量などです。

僕がやっている陸上で当てはめるなら例えば100mならスピードアップのトレーニングに多くの割合を費やします。

ウエイトなど筋力アップのトレーニングも行いますが、小山さんのようなボディビルの選手に比べたら割合は低いです。

また健康維持や改善などを目的にした場合、ジョギングやウォーキングなどが良い例です。これは有酸素運動と言って血液の循環をよくして、血管の効果を防ぐなどの効果があります。

このようにトレーニングといってもそれを行う人、種目、年代、性別など様々なタイプの人がいて、それぞれトレーニング内容は異なってきます。

だからトレーニングをするときはまず自分がどうなりたいか目的を定め、適切なトレーニングを選んでいく必要があります。

自分の体は自分が一番よく分かっていると思うので、できれば色々試して自分でトレーニングを組んでいくのがベストだと思います。

次にトレーニングの錯覚について書きます。

これについて1つ例を挙げます。

僕は400mハードルという競技をやっています。

400mハードルなんていうのは本当に辛いもので、最後の50mなんてまともに走れません。

腕の疲労も来る時が多く、腕が上がらなかったりします。

そんな時「最後に腕が振れないのは腕の筋肉が足りないからだ!」と認識し、腕の筋肉をつけるトレーニングをたくさんするとします。

陸上をやっている人ならわかると思いますが、最後に腕が振れなくなってしまうのは、重心移動を含めた下半身がうまく使えていない、もしくは肩甲骨の動きが制限されたような動きをしているからなのです。

しかしこの考えがなく目先だけのことだけ意識し、腕の筋肉だけをつけると、イメージとしてはいつもの腕に鉄球を持って走っている感覚になります。

重りを持って走っているような感覚なので当然すぐに疲れてパフォーマンスも下がります。

トレーニングにおける錯覚とはこのような感覚です。

目先だけでなく全体を見て必要な分だけ筋肉をつけることがトレーニングでは重要です。これを見誤るととんでもない方向に行ってしまいます。

トレーニングをする時には目的を定め客観的に自分を分析することが必要だと小山さんは言っています。

次回は疲労について書きたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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