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バブルでも調整局面はあるのか?ドットコムバブル時の調整局面

この記事では、バブル相場でも調整局面はあるのか考察していきたいと思います。

こんにちのAIバブル相場ではこれといった調整はまだ来ていません。
信用取引を使って儲けてやる!と意気込んでいる人もいるかもしれません。
そこで、ドットコムバブル時のナスダック総合指数において、どれだけの調整があったのかを調べてみようと思います。

今回はChatGPTを使って分析してみました。

ドットコムバブル前後の1995/8/1~2000/4/1までのナスダック総合指数週足終値ベース
Yahoo financeデータよりChat GPT作成

改めてすごい上がり具合ですね。
今回Chat GPTに分析してもらったのは、グラフの期間中に最高値を更新してから次に最高値を更新するまでの調整についてです。
具体的な内容は下記の2つです。
①最大の調整幅
②10%を超える調整の回数
※グラフには反映されていませんが、終値だけではなく場中も含めた高値と安値で調査しています。

まず①について
1番調整が大きかったときの調整幅は約33.74%で、前の最高値を更新してから次に最高値を更新するまでの調整局面で最大の下落幅を記録しました。

続いて②について
場中の高値と安値を含めた比較で、最高値を更新してから次に最高値を更新するまでの調整局面において、調整幅が10%を超えた回数は合計13回でした。

と回答がありました。

つまるところ、バブルの最中でももちろん調整局面はあるということです。
これからバブルが本格化していくからといって、信用取引などでリスクを取りすぎると取り返しのつかないことになる可能性がありますので注意が必要です。

最大の調整期間中には何が起きたのか?

バブルの最中にナスダック総合指数が約33%も調整があったのは意外だったので、当時の事件を調べてみました。
1998年LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)ショック
LTCM(ロングターム・キャピタル・マネジメント)とは、「ジョン・メリウェザー」によって、1994年に設立されたヘッジファンドで、設立から4年は高パフォーマンスを記録していました。
しかし、1997年のアジア通貨危機、1998年のロシアルーブル危機に煽りを受けた新興国市場に対するマーケットの動揺は一時的なものだと判断し、それに応じた巨額のポジションを取っていましたが、実際にはマーケットの動揺は一向に収まらず、損失が拡大して実質的な破綻に陥った。という事件がありました。また、この事件もありドル円は急激に円高方向に振れていきました。
ヘッジファンドでさえも高レバレッジをかけて失敗していたということです。

まとめ

今回の記事では、バブル相場においても調整局面はあるということが理解できたと思います。
押し目では積極的に買っていきたいですが、リスク管理はしっかりと行うようにしましょう。
また、ドル高が続けば当時と今現在との経済環境は違えど、何かしらの経済の綻びが生じるかもしれません。アメリカだけでなく、世界全体の経済状況を確認することが重要です。
リスク管理をしっかり行った上でバブルに乗りましょう!

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