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新NISAのポートフォリオについて

この記事では新NISAのポートフォリオについて書いていきます。
新NISAのポイントなど詳細については、下記リンクから金融庁ウェブサイトにてご確認ください。


失敗できない投資

まず最初に、新NISAは自分の将来ための資金であり失敗できないものです。ですので、長期的に上昇が見込めて、できるだけリスクが分散されているものを選択するのが良いです。
また、資産形成のポイントである長期、積立、分散を最大限に活かすためには、一般的にインデックスファンドを決まったタイミングで決まった金額買い付ける(ドルコスト平均法)のが良いとされています。
初心者の方は特に、つみたて投資枠も成長投資枠もインデックスファンドにするのが良いかなと筆者は思います。

何をどれくらいの配分で買うか?

さっそく結論ですが今ネットで話題になっている
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
このどちらかを買うのが良いと思います。
これらのファンドは、運用管理費用も安く、長期にわたって上昇しているファンドです。
(筆者はS&P500に100%の配分で投資しています。)
さて、問題はこれらを2つ同時に買うことに意味があるのか?ということです。
これらのファンドにはそれぞれ、目論見書と言ったそのファンドに対する重要な情報がまとめられた公式文書があります。
目論見書の中身を見てみると、組入上位銘柄を見ることができます。
実際に確認してみるとオールカントリーとS&P500の組入上位銘柄はほとんど変わらないことがわかります。なので、これら2つを同時に買ってもほとんど分散になりません。
オールカントリーは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指して運用されていますが、その中身は7割近くが米国になっています。そのため、これら2つのファンドを同じだけ買ってもほとんどが米国株に投資することになってしまいます。それなら素直にS&P500に投資する方が良いのかなと思います。

目論見書を読むこと

自分の将来のための資産形成をするためには、投資するファンドの目論見書をしっかり読むことが大切です。
インデックスファンドのような投資信託には必ず目論見書があります。
目論見書の中には、そのファンドの重要な情報が載っています。
具体的には「運用実績、投資リスク、組入上位銘柄、運用管理費用」などの重要な情報があります。
これらの情報をしっかり確認し、できるだけ安く分散が効いている成績の良いファンドに投資することが重要です。
また、複数のファンドに投資する場合は同じような銘柄に偏っていないかを確認することが重要です。


ここまで筆者の考えをつらつらと書いてきましたが、株式投資は必ず儲かるものではなく、元本割れのリスクを伴うものです。くれぐれも投資は自己判断、自己責任で行ってください。

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