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『CAN-SLIM投資法入門:成長株を見極める7つの鍵』

CAN-SLIM投資法は、高成長株を見極め、長期的な資産増加を目指すための戦略です。この方法は、市場の中で最も強力な株を識別し、それらに投資することに焦点を当てています。ここでは、CAN-SLIMの各文字が代表する基準について掘り下げていきます。

C (Current Quarterly Earnings=当期四半期のEPSと売り上げ)
当期四半期のEPSは、前年同期比で少なくとも25〜50%の大きな上昇率を示す銘柄が良い。(大化け銘柄を狙うなら、100〜500%あるいはそれ以上の上昇率を記録する銘柄が良い)

A (Annual Earnings Increases=年間EPSの増加)ー大きく成長している銘柄を探す
過去3年間連続でEPSが増加し、さらに最近の四半期でもEPSに力強い向上が見られる銘柄に絞ると良い。

N ( Newer Companies,New Products,New Management, New Highs Off Properly Formed Bases=新興企業、新製品、新経営陣、正しい株価ベースを抜けて新高値)
重要な新製品やサービスを生み出した企業、または経営陣が新しく変わったり業界内の基礎条件が著しく改善し、利益を伸ばした企業を探すと良い。そのような銘柄が正しい株価ベースを形成し、抜け出す瞬間に出来高の増加を伴って新高値をつけた銘柄が良い。

S (Supply and Demand=株式の需要と供給)ー重要なポイントで株式の需要が高いこと
資本の少ない小型株の方が上昇時も下落時も値動きが激しくなる。マーケットの焦点は小型株から大型株へ、あるいはその逆へと移り変わる。公開市場で自社株買いをしている経営陣が多くの株式を保有している企業の方が良い。

L (Leader or Laggard=主導銘柄か、停滞銘柄か)
停滞株に投資するのは、例えそれが興味をそそるほどの安値に見えても、利益を生み出すことはない。マーケットを牽引する主導銘柄を探し、そういった株からのみ買い銘柄を選択すると良い。そして買値から8%下落した持ち株は、損失を出している停滞株とみなして、大きな痛手を被る前に損切りをするべき。この損切りに例外はない。

I (Institutional Sponsorship=機関投資家による保有)
平均以上の投資成績を残している機関投資家が少なくとも数社は保有している銘柄で、さらに最近の四半期で機関投資家の数が増えた銘柄を買うと良い。

M (Market Direction=株式市場の方向)ー見極め方
市場の将来の動きを予測したり言い当てることが株式市場の熟練者への道ではない。過去数週間で実際に市場で何が起こって、現在は何が起こっているのかを知って理解するのが正しい道。CAN-SLIMでも市場のトレンドに逆らうことはできない。

以上がCAN-SLIM投資法の基本です。この戦略を適用することで、投資家は市場で最も有望な成長株を見極めることができます。

僕はこの本と、Market Smithを活用して日々トレードをしています。
強気相場では特に役に立つと思いますので、ぜひ試してみてください!

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