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『もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』 考察

いまさらながら「もしドラ」を読みました(笑)読んで感じたことは「なぜもっと早く読まなかったのか」ということです。高校時代に読んでいれば部活の運営で苦労しなかっただろうに、、、この本にはそう思えるドラッカーの論述の引用やそこから野球部運営という一見関係のないように思えるものに結び付けた思考がマネージャー視点で描かれています。今回はそのドラッカーの論術から学ぶことができる勉強法や仕事術を紹介したいと思います。

専門家にはアウトプットが必要

ある特定の学問を独学で究めたとしてもその知識をアウトプットする環境がないとその吸収度や質は格段に落ちます。本書に登場してくる野球部顧問は野球に関する知識が豊富であるのにもかかわらず専門的で難しい用語を多用するせいで部員へのアウトプットがままならないというシーンがありました。これではお互いがなんのメリットも得ることができません。ここで重要なのは相手への伝え方です。もっと理解しやすい言い回しはないか、比喩はないかを考えながら説明を試みることで相手だけでなく自身も内容をより理解することができます。筆者自身も学生時代は勝手に講義を開き、友人に教えたりしていました。

仕事に対して魅力を感じるには(競争・結果・責任)

主人公の女子マネージャーは部員を3グループに分けスコアを競争させ、それぞれの練習メニューに対する担当を決め、結果に対する改善策を検討させるようにしていました。この3つの要素は物事を魅力的にみせるための要素であると言われています。いまやっている仕事や物事に対して倦怠感を感じているのであれば取り入れてみるのはどうでしょうか。さすがに急に同期に対して競争しよう!なんて言えないので過去の自分よりも量を増やしたり、質を上げることを目標にするのもいいと思います。

途中で挫折しなくなる

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